4月に入社し、すぐに新人研修が始まりました。
SEとしてある部署に配属されたのは、翌年の10月です。
1年半にも及ぶ長い新人研修を書いてみたいと思います。
導入研修で1ヶ月くらい、専門研修で3ヶ月くらい、
その後待っていたのは、営業研修でした。
目頭が熱くなるのを抑えられません。
初めは、研修の合間にちょこちょこと現場に顔を出す程度で
気楽なものでしたが、それは序章に過ぎませんでした。
都心の営業部、それが私の仮配属先です。
SEになるべく入社してみたら、営業を1年です。
厳しい時代でした。
SE志望の同期のうち、現場のMGRに籠絡されて、
現場に残るという選択をした人が2割くらいいました。
単純に辞めた人もいました。
わが社の営業を芯から実感した貴重な1年間でした。
飛び込み営業、営業報告会、年間賞...。
営業研修を満了したときの開放感、一生忘れません。
その年をはさんで、前後5年くらいでこの制度(営業研修)は廃止されました。
ある人は「この制度は失敗だった」と言い、
ある人は「また復活すべきだ」と言います。
今となっては、どうでもいい話か。