予告通り、2.4.1がリリースされていた。
DWGdirect Version 2.04.01, posted 7/19/2007
自分のためにも、リリースノートを翻訳しておいて損はないだろう。
原文はこちら
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DWGdirect 2.4.01リリースノート
DWGdirect 2.4.01は、最新のAutoCAD2008における新しいオブジェクトと特徴を
部分的にサポートしている。
DWGdirectの2.3.1リリース以来報告されてきた問題の解決はもちろんのこと。
ソースコード
ソースコードは、このリリースのためにだけSVN経由で利用できる。(foundingメンバー限定)
ビルドノート
2.4.01は、2.3.x.とのバイナリ互換がない。
新しい特徴
次の新しいAutoCAD2008の特徴をサポート:
・パスワード保護。 DWGdirectによってパスワード付きのDWG 2007フォーマットで
保存したファイルが、AutoCAD 2007によって開くことができないことに注目。
そのファイルは、AutoCAD 2008によってのみ開くことが可能だ。
AutoCAD2007は、AutoCAD2008によってパスワード付きで保存された
ファイルについても開くことができない。
・ビューポートにおいて、ByLayerプロパティをオーバーライド。
・マルチライン属性定義および属性。
・マルチ引出線およびマルチ引き出し線スタイルの部分的なサポート。
worldDraw ()サポートが、今でもベータ版機能であるが。
・段組されたマルチテキスト(読み取り専用サポート)。
・レンダリングとデータアクセスは実装されているが、段組マルチテキストの作成と編集は
サポートされていない。
・段落の書式をサポート:
・字下げ(インデント)は、実行される。
・左揃え、中央揃え、右揃えは機能している。
字間を整えたり、整列させることは実装されていない。
・余白と行送りは、実装されている。
・寸法の強化。検査用寸法、ジョグシンボルおよび円弧の延長のためのAPIが実装された。
寸法ブロックの計算は、検査用寸法用には実装されていないが、ジョグシンボルと
円弧の延長用には実装されている。
・注釈(異尺度)オブジェクトのサポート。核となる読み書きAPIは実装されたが、
ビューポート依存したレンダリングはまだ実行されていない。
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まだ完全ではないようだが、ベースとしての2008対応は完了した模様。
2.04.01という表現は、ちと気になる。
今までは、2.4.1のように3つの数字を1桁で表現していたが、
一部を2桁で表現するようにしている。
ということは、2.10.10みたいに各数字が10以上まで積み重なる
可能性を示唆しているということか。
正直それは勘弁してほしいところだ。
短期的に次々のバージョンが進んでいくと、こっちの手間も増えるので。