全部で3週間にもおよぶ長い旅もあと2日半で終わるので、85%くらいを終えてしまった。残りの日々を堪能するわけだが、ずいぶんと日を過ごしてきたので振り返ってみようと思うが、それは出来事ではなくて思考的なところとしてみる。
金利上昇とグローバル化による働き方大改革。橘玲氏の書籍「不条理な会社人生から自由になる方法」を読了して考えたこと。日本の新卒一括採用や定年制が年齢差別だとか、女性の生涯年収が著しく低いのはジェンダー差別であり、こんな偏ったガラパゴス文化は向こう10年くらいでなくなるだろうという著者の考え。全面的に悪いわけでもなく、いい面もあるにはあるが、総じて悪くてこのままでは日本経済の低迷はより一層深刻化していく。おいらはサラリーマンとして32年の経験を経て、ちょうど1年前に独立した。その決断はまちがっていなかったと裏付けることとして、この1年の働きと報酬に満足しているというのがある。まさに、不条理な会社人生から自由になれたということ。会社員時代後半は人間関係に苦しんだ。一方でニッチなところでの技術力を高められた。社内のメインロードでつまづいたが、裏街道で素晴らしき成果を重ねてきてその成果を裏付けとして独立して結果を得られた。広いリングで多くの人間と戦って勝てるほどのチカラがなかったことをこれ幸いと、社内では全く注目されないが外に出たら一目おかれるような実績を積み上げられた。
会社員の理不尽さを数え上げればキリがない。まずは閉鎖的で長く続く人間関係だし、評価の偏り、長時間労働、各種ハラスメント。。新卒で正社員になれれば、安定した収入を得られるというのはもちろんある。その前提からこぼれた人たち(就職氷河期など)には救いはなく、なかなか浮上できない。非正規社員がいるというのは日本では当たり前になったが、欧米にはそんな制度はない。同一労働同一賃金が施行されている。日本でも一時そんな話が出たがうわべだけの政策に過ぎなかった。差別への考え方のちがいであり、年齢・性別・機会による差別を徹底的に排除している。日本ではそれらがまかり通っていて、新卒で正社員になった男性以外は差別されていて、結果的にそれをよしとする風潮がある。そんな国に魅力を感じるビジネスパーソンは少なく、企業の競争力が低下し続ける。企業の組合はそんな既得権益者の立場を守ろうと躍起だ。
新卒で正社員になった男性で優遇されてきたおいらだが、サラリーマンの閉そく感がイヤになり独立した。週に4日出勤するアホらしさ、何かといえば攻撃してくる上司・同僚、頭打ちの評価によるモチベーション低下、やりたい仕事はできずやらされる仕事ばかり。安定を捨てて、自由を得た。ニッチな領域でおいらにしかできない仕事を確立して、やりたくない仕事は断れる土壌ができた。手に職があるというのは大きいと感じる。社内でしか通用しないことを心身を削ってまでやり切ったところで勝者になれるのはほんの一握りであり、多くは結果につながらない。長い時間をかけて得たものなので、思い付きでできることではない。自由になれたから、3週間もバリ島に滞在して仕事も続けるなんてことができた。独立して1年が経つこともあるので、2年目はもっとチャレンジングな働き方をして、より自分の好みに沿った働き方にしようと思う。好きこそものの上手なれということで、好きな分野での新規ビジネスを立ち上げて、その結果あぶれたつまらん仕事は縮小すべし。働く以上、収入を得るという大命題があるので、急激な変化はいかん。1年1年の積み重ねで、自由で自分らしい素敵な働き方を手にいれようじゃないか。