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ACM

 AutoCAD Mechanical のことをACMと呼んだりします。機械系の図面を書くのに優れているAutoCADです。他のAutoCADシリーズではADTなんてのがあります。Autodesk Architectural Desktop です。あと、AutoCAD Map ってぇのもあって、昔ちょっと関わったことがあります。

 さて、ACMです。ちょっと興味深い現象があります。ACMで作ったDWGデータを普通のAutoCADで開くと、図形が抜けることがあるのです。ACM固有のオブジェクトが作成されて、普通のAutoCADでは解釈できないのです。ACMに限った話ではないですが、DWGデータはアプリケーション固有のオブジェクトを定義することができるので、そのアプリケーションがないと、そのオブジェクトが見れないわけです。

 ということで、ここにユーザーニーズがあるらしいのです。ACMで作ったデータを普通のAutoCADでも見れるように変換できないか、ということです。たぶん、プロキシ図形を分解するだけでいいはずです。プロキシ図形は、内部にその描画情報を基礎的な図形として保持しているので、ただ分解するだけで、単純な図形群になるはずです。全ての場合に当てはまるとは限りませんが、それでOKのはずです。

 少し話しは変わりますが、DWG解析コンポーネントのDWGdirectの新バージョンのβ版が出たようです。興味ある登録ベンダーは、使えるそうです。バージョンは1.14です。1.13.02が出てから約半年、ようやく出てきたというところです。いくつかのバグ報告をしているので、直ってるかどうか早く確認してみたいところです。

 この2つがうまく噛み合えば、いい結果が出るでしょう。

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