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バイナリDXF

DXFと言えばテキストファイルと思われがちですが、世にはバイナリのDXFというのがあります。バイナリだったらDWGなわけですけどね。どんな存在価値があるのか不明です。

AutoCADで、名前を付けて保存のダイアログボックスが出たら、右上のツールというボタンを押して、オプションをクリックすると、こんな画面が出ます。

アスキー(テキスト)かバイナリかを指定します。精度は、アスキーの場合のみ有効で、実数値の桁数を何桁まで保持するかという指定です。

DXFの特性は、テキストファイルだからテキストエディタだけで中身が見れて、ちょっとした変更が出来る、というものなわけですけど、バイナリにしちゃったらその特性が台無しです。

先頭18バイトがテキスト形式になっていて、「AutoCAD Binary DXF」という固定した文字列が現れます。これによって、バイナリDXFかどうかを判別することが出来ます。DWGdirectでは、バイナリDXFの扱い(読み書き)が出来るので、うちのCADでは一応対応してますけど、果たして重宝している人がいるのかな、という疑いがあります。確かにバイナリにすればファイルサイズが小さくなるけど、だったらDWGを使えばいいわけで、まったくもってその存在価値がわかりまへん。

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