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AutoCAD OEMとRealDWG

Autodeskのセミナーを申し込んだ。
AutoCAD OEM &RealDWG 説明会
OEMは、アド設計のU2さんがブログで連載していたプロジェクトAのこと。
建築用2次元CAD、addCad。
AutoCADの標準機能の中から必要なものだけを使用して、
建築業で必要な機能を314個付加したものらしい。
価格は312,900円。
AutoCAD Regularが614,250円で、LTが199,500円だから、
その中間を狙ったものといえる。
3次元などいらなくて、LTにカスタマイズで機能追加したいユーザー向けか。
もちろん、LTはカスタマイズできないことになっているので、
そういったニッチな市場の潜在的ニーズを狙ったということだ。
ただ、どうだろうか。
LT金額分くらいがAutodeskへの上納金となると仮定すれば、
1本売れるとで10万円の利益となる。
500本くらい売れないと、元がとれないだろう。
OEMに関して過去に得た知識から言うと、
年間何本売るかのプランを提出して、契約書を交わして...。
OEMを検討した企業のうち9割は、うんざりしてやめただろう。
そういう意味で、アド設計さんは思い切ったチャレンジをした。
詳しい話を聞いてみたいところだ。
RealDWGに関しては、かなり本気で検討したのだが...。
もし契約にいたれば、日本で初めてのRealDWG採用となるタイミングだったが、
やっぱり契約やら何やらのハードルが高く、見送ることとなった。
セミナーでは、NTT コムウェアさんの実例が紹介されるとのことで、
これまたたいへん楽しみだ。
その内容によっては、うちでも再検討が始まるかもしれない。
先週の金曜日は、「AutoCAD VBA 資産の移植」セミナーに
参加するはずだった。
x64を推進したいマイクロソフトの意向を受けて、Autodeskは
AutoCADのVBAサポートをやめようとしているから、
ユーザーが持っているVBAマクロを.NETやARXに移行させようセミナーだ。
AutoCADカスタマイズを本気でやろうとしているうちとしては、
いい商売になるかと思ってのセミナー参加申し込みだったわけだが、
多忙なため参加を見送った。
将来のビジネスチャンスを棒に振って、目の前にある締め切りを優先した結果だ。
計画性を持って仕事をしてこなかったおいらの反省点だ。
OEMとRealDWGセミナーは、絶対参加する。
目の前の締め切りなど投げ出して、未来の希望をとる。

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