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AutoCADの寸法とブロックに腹が立ってくる話

AutoCADの寸法とブロックについて語ってみよう。
寸法には長さ寸法や平行寸法などいろいろあるわけだけれども、Dimension
というくくりではひとつにまとまるので、これを持って寸法と呼ぶ。
ブロックもいろいろありますねぇ。
外部参照、匿名ブロック、マルチ配置ブロック、表もブロックの一種だし。
総じてBlockというくくりでみんな同じなので、これらをブロックと呼ぶ。
普通にある図面で以下の状況がある。
ブロック内に寸法があり、寸法の中には矢印のブロックがある。
ブロック→寸法→ブロック
より複雑な状況を考える。
外部参照の中にブロックがあり、ブロックの中に匿名ブロックがあり、
匿名ブロックの中に寸法があり、寸法の中に矢印ブロックがある。
ブロック→ブロック→ブロック→寸法→ブロック
ただでさえめんどうなブロックのネスト構造が、寸法のせいで
さらにネスト構造が複雑になってくるのだ。
寸法での複雑構造はこんなのがある。
寸法スタイル→ユーザー定義の矢印ブロック→寸法→寸法スタイル
最初と最後が同じ寸法スタイルだと、名前削除(Purge)で絶対消えない
寸法スタイルとなるのだ。
寸法もブロックも同じようなデータ構造なのだ。
定義部と配置部がある。
データ構造におけるもっとも基本となるつくりだと言える。
しかし、これがどんどんネストしていくと地獄のようになる。
最初からこうなっていることを理解してプログラムを作っているなら
まだしも、後からこんなものだということを知ったら大変なのだ。
後の祭りってヤツか。
腹を立てても意味はない。
目の前の課題をやっつけていこう!

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