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マイナンバーカードを受け取ったけど、こりゃたいへんだ

先週たまたま代休とったからマイナンバーカードを受け取れたんだけれども、基本平日の昼間にに役所などに出向かなければいけないこの受け取り制度で国民全員が受け取れるわけがないと懸念している。急に平日に休みが取れたからって、ふりで役所に行けばいいというものでもない。取りに行く日をネットや電話で予約しておいてから出向かなければいけない。おいらの場合は1週間以上前にネットで予約していたのだ。
妻の分もいっしょに受け取れたらいいなぁなんて思っていたが、代理人による受け取りがとても困難。本人が行けない理由を記した文書が必要。例えば診断書、施設入所証明書(介護施設とか?)なんてことが書かれていたが、普通のサラリーマンが得られる文書は存在しない。A4一枚のWord文書に、勤務時間が9時から17時までって書いて印刷して持っていこうとも思ったが、それ自体も手間だからやめた。おいらが役所に行ってこの点を確認したら、実際のところはそういう文書がなくても代理人が受け取れる対応をしているということを、窓口の担当者は言っていた。
さらには、その翌日の土曜日に臨時で窓口を開くこと、予約はすでに埋まっているが、予約なしでも受け取り申請を受理して後日本人限定受け取り郵便で送ってもらえるという情報を得た。翌土曜の朝9時に妻とともに窓口に行ったら、まだ朝早かったせいか区民は一人もいなくて、対応者たる役所の人はそこそこの数いた。今だったらまだ機械が空いているのでってことで、予約なしでその場で受け取る手続きができて、滞在時間15分くらいで妻の分のマイナンバーカードを受け取ることができた。ラッキーだった。その前日においらが情報を引き出したからこその待遇だ。
マイナンバーカード受け取り時には2種類のパスワードを登録する必要がある。窓口にタッチ可能なディスプレイが置いてあって、そこからユーザーが実際に入力する。このシステムにバグがあるらしく、原因不明のエラーが出る場合があるとのこと。そういう場合はシステムの再起動をすればよいらしいのだが、そのあいだユーザーを待たせるわけにはいかないので、パスワードを書いた紙を窓口で受け取って、それを役所の人が入力して、後日渡すなんてメンドーなことをやっているところもあるってさ。幸い我が港区ではそんな対応をしていなかったが、いずれにしろ平日に窓口に行けなければいけないわけで、世のサラリーマンがほいほいと平日に自分が住む街の役所の窓口に行けるわけもなく。。多くの人がマイナンバーカードを受け取れる日はいったいいつになるのか。またそれを得たところで、大半の人は別にうれしくもなんともなく、ただ受け取れたという半端な満足感が残るだけ。
とりあえず、毎週土曜日に窓口を開けるという対応をするしかないんじゃないかな。その結果、対応車の残業代がかさんで、その金をどこから出すんだってことになって、やっぱたいへんじゃん!いまさらマイナンバーカードをやめることはないと思うけど、しばらくは混乱が続くんだろうねと、すでにブツを受け取った高い位置から下の混乱した世間を眺めている我々なのだった。

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