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AutoCADの値段

AutoCAD最後の永久ライセンスは2016で、その価格は631,800円(税抜585,000円)だった。
Autodesk 2016のニュースリリース
今では永久ライセンスという購入の仕方は出来ず、期間を決めてそのあいだだけ動作するものを買うしかない。先月出た2018の1年間利用ライセンスが169,560円(税抜き157,000円)、最長の3年なら457,920円(税抜424,000)だ。こういう買い方をサブスクリプションと呼んでいて、その期間は最新のAutoCADを利用可能となる。3年で購入すれば、その後に出る2019~2020を使えるってことになる。
常に最新バージョンを使えるというのはメリットではある。しかし、買った時のバージョンだけを使いたいんだというユーザーのニーズは満たせていない。そういうユーザーは、メーカーにとってあまり利益にならんから、切り捨ててもよいだろうと考えたのだ。なかなかドライな考え方であり、日本のCADメーカーにはなかなかできない。AutoCADという軸があって日本のCAD業界は成り立っているというのは間違いわけで、みんながこの戦略の行く末を見守っているだろう。

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