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横浜の上海蟹

 きっかけは、TIPNESSが休みだったことでした。週に一度、運動不足解消ためにスポーツクラブに通ってるのですが、行ったら定休日でした。毎月20日は休みなんです。正確に言うと、現地まで行ってはいません。途中になじみの酒屋があって、そこを通過しようとしたら、若旦那とおばさんがボジョレーの展示にいそしんでいました。目があったのであいさつしたら「あれ、今日は休みだよ」なんて声をかけられました。「いや~、そうですか」なんて会話をして、そして妙に恥ずかしくなって、とぼとぼと家に帰ったのでした。2人とも見るからにスポーツクラブに行くようなかっこうで歩いていたので、親切に声をかけられました。地域であまり人と話をしない我々にとっては、貴重なコミュニケーションです。

 さて、どうしようかって感じです。予定が狂ってしまいました。時間は朝11時くらい。映画を見に行こうか、二子玉行って買い物でもしようか、御殿場アウトレットでもいこうか。どれもピンとこず、ふと言葉にしたのが、横浜中華街行こうか、でした。連鎖的に頭に浮かんだのが、上海蟹でした。10月初旬から11月中旬しか食べられないものです。香港で上海蟹を食べたのは記憶に新しいことですが、もう一度食べたい!という念願をかなえるためには、ラストチャンスです。即座にネットで調べたら、上海蟹フェアなんてのをやっていて、がぜん行く気まんまんになりました。

 第三京浜をすっとばして山下公園に着いたは、午後12時半過ぎ。ナイスタイミングでした。駐車場に車をとめて、徒歩10分ほどで中華街に着きました。ネットでよさげな店を3つほどピックアップしていた中から、これだ!と決めたのは「四五六菜館本館」。上海蟹1匹2300円なり。オスとメスを1匹ずつと、かにスープと麻婆豆腐とチャーハンを注文。上海蟹以外の料理は、早く出てきたのですが、肝心の上海蟹がなかなか出てこないんです。お腹いっぱいになってしまえば負けなので、セーブして待つこと少し、やってきました、上海蟹。香港で食べたのよりは少し小ぶりでしたが、味は抜群。いや~、生きててよかった。店に着く前は、1人2匹食べようかなんて大口たたいていましたが、実際に食べてみると1人1匹がちょうどよい感じです。食べる量がたくさんあるからというわけではなくて、疲れるんです。かにが出ると無口になるなんてよく言われてますが、ほんと一生懸命になります。足の部分を専用のはさみで切って、ゆっくーり食べるんです。この微妙な疲れが、満足感を引き出すのかもしれません。餃子とシュウマイと肉まんをおみやげに買いました。

 満腹で、山下公園をぶらつきました。、少し寒かったですがよく晴れていたので、ここちよい気分です。カモメがうじゃうじゃいました。氷川丸がありました。初めて見る妙なオブジェがありました。

 その晩は、ボジョレーヌーボーをあけて、おみやげのシュウマイなどを食べました。今日も散財した一日でした。上海蟹の季節はもうすぐ終わります。年に1度は上海蟹を食べるというのを恒例にしようか、なんて話が出ました。来年が楽しみです。

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