昔よく聞いた名前のCADが、MiniCADです。
今では、VectorWorksという名前になってます。
「MiniCADで作ったDXFファイルが読めない!」
というトラブルがよくあったんです。
原因は改行コードでした。
MiniCADは、Macintoshで動くCADなので、改行コードがWindowsとは違うんです。
DXFはテキストファイルなので、改行コードが違うと読み込み処理でトラブります。
めんどくさい話です。
Windowsでは、CR+LF の2バイトです。
Macでは、LFだけで1バイトです。
DXFファイルの読み込みプログラムにおいて、この違いを吸収していないと、
ちゃんと読めないのです。
当時、C言語の配列やら文字列処理やらが苦手で、この対策に手間取りました。
この経験は、C言語の学習のためにはたいへん役に立ちました。
いつの頃か、MFCを使うようになり、CStdioFile というたいへん便利なクラスを
使い始めました。
改行コードなんて意識せずに、テキストファイルを1行ずつ読めちゃいます。
さて、VectorWorks(旧MiniCAD)ですが、
Webで調べたら、現在のバージョンは 11.5でした。
価格は、1本 186,900円。
そこそこの価格を維持しているようです。
MacとWin両方に対応しています。
だからなんだという訳ではありませんが、がんばってるようです。
我が社のCADもがんばらねば。