サイトアイコン CAD日記

イマドキのPCにパラレルポートを追加するなんて時代錯誤なことをするのはナゼか

ヨドバシで買ったのは玄人志向の1P-LPPCIE2(パラレルインターフェースボード)3150円(10%ポイント還元)。

対応OSはWindows 8までって書いてあったからWindows 10でもイケるだろうと踏んで実装したところ、問題なく認識した。高速シリアルポートであるUSBポートが全盛のイマ、なぜ低速のパラレルポートが必要なのかってこと。別名をIEEE1284と呼ばれていて、似た名前の規格にIEEE1394があった。FireWireなんて呼び方もあり、USBと同時期に出たはずだが、USBがどんどん使われていったのに反比例して消えていった。IEEE1394だってシリアルなんだから、パラレルなんてやり口は今ではどこでも使われていないみたい。パラレルは同時並行的にデータ通信するから速そうに見えてオーバーヘッドが高く、シリアルの単純明快さにはかなわないってさ。

こんなものを何に使うのか。普通の人の場合はドットプリンターの接続なんだけど、おいらの場合はちょいと違う。CADのプロテクトを接続する。高価なアプリであるCADは、不正利用を防ぐためにハードウェアプロテクトを使うのが普通。もちろんUSBタイプもあって普通はパラレルなんて使わないんだけど、昔からのユーザーで古いPCを使っている場合は、まだパラレルのプロテクトを使っている。それがたまに壊れて調査に回ってくることがあるので、パラレルポートを持ったPCが必要になる。10年ほど前のPCには標準でパラレルポートがあったからそんな古いPCで調査してたんだけど、いよいよそのヘボPCも捨てることになりそうだから、おいらの2年ほど前に買ったメインPCにポートを増設してみた次第。

古いPCをいつまでも残しておくのは気持ち悪いわけで、かといってそいつが担っていた役割を捨てるわけにはいかんから、新しいほうにもその役割を持たせてやれってこと。これで安心して古いPCを捨て去ることができる。人間だってそうなのかもな。概ね力のない人間にちょっとした役割があるからってそこにいなければならないと考えるよりは、そのちょっとした役割を誰かがプラスオンで担ってやれば、組織のスリム化が図れて業績があがる。概ね力のない人間はおいらのまわりにいるし、あるいは上層部がおいらのことを概ね力のない人間と思っているかもしれない。ともあれ、古いものを捨てなければ新しいものは得られないと信じている。切るか切られるかだ。

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