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イマドキの若者を応援する若者に会いに行ってきた

ONEれいほく東京イベントin阿佐ヶ谷。ヒッチハイクファンディング。代表の矢野大地氏、事務長の林利生太、ゲストに沖ケイタ氏が登壇。観客20人くらいだったかな。見た感じ20代中頃の世代ばかり。ちょっと年食ってそうな人で35歳だったので、おいらの47歳は相当オヤジだったことになる。正直そんな集まりに参加することにかなり葛藤があったのだが、オヤジだからこその行動力を発揮して、会社定時上がりではるばる阿佐ヶ谷まで繰り出してみたのだった。こんなオヤジでも若者たちはちゃんと受け入れてくれて、講演後の懇親会含めて3時間半の時間を有意義に過ごせた。

講演の内容をひとことで言ってしまうと「田舎暮らしと都会暮らしの違い」。クソ田舎で地域住民との関係性を持ちながら困っている若者を受け入れて共同生活をする矢野大地氏。若者の街・下北沢でクールで都会的な暮らしをしつつブログで年収1000万を実現した沖ケイタ氏。高知の山奥のそこそこ田舎でシェアハウスを経営してキンコン西野氏の著書を先読みしてバズったりと何か持ってる林利生太氏。この3人と顔を突き合わせて会話できたことはおいらにとって貴重な経験だった。20代半ばの若者で、企業の中で言えば入社数年の新人レベル。つたないながらも生き生きとしていて、伝えたいことであふれていた。インフルエンサーである彼らをリスペクトして集まる「これから輝きたい若者たち」。雇用の非正規化がどんどん進んで、おいらの世代みたいに正社員になれない時代。生き方が多様化したことで迷いや葛藤があり悩み多き時代。もちろん我らアラフィフ世代だって会社員で一生安泰というわけでないけれども、今の若者が生きにくいのに比べれば、半ば上がり世代と言える。

「ONEれいほく」は過疎地域で若者を支援しつつ地域の活性化も図るNPO法人。その考えに共感したので、昨年から月1000円の支援をしている。1人の若者が1日を過ごすことができる程度の微々たる支援ではある。NPO方針設立からまだ1年半なのでまだまだこれから。当面の目標は認定NPO法人になることだろう。最大のハードルは「年3000円以上の寄付者」が「年平均100人以上」いること。おいらが年1.2万円なのでその1人に入っている。昨日の講演で聞いたところでは、今回のイベントで30人くらい支援者が増えたということなので、あと1年もあれば達成するのではないか。認定が取れれば、寄付する側にとっても寄付される側にとっても税制面のメリットが得られるのでさらなる規模拡大が見込める。

超都会に住むおいらにとって高知の超田舎にはさして興味はない。しかし、そんな限界集落に住む老年世代と疲れた若者をマッチングして、双方によい結果を出そうという試みはたいへん興味深い。講演の登壇者が教育学部出身という点も重要。学校の先生になるべく教育を受けるも、近頃の学校教育に興味を失い、自分たちが考える正義で教育を実践している。少子高齢化が進む日本なんで、やっぱ若者が元気じゃないと国や経済は盛り上がらん。微力ながらこれからも支援を続けていきたい。矢野さん、林さんガンバレ!

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