サイトアイコン CAD日記

社内でマシン屋をやっていて得た実践ベースの役立つ知識

社内で慢性的にマシン(サーバー、PC)が不足している。一番大きいのは新しいマシンを買わせない会社の体制があるんだけど、担当者の管理が甘いってのもある。10~15年前に買って数年は使っていたんだろうけど、いつのタイミングだかで壊れてそのまま放置されいるものがゴロゴロしている。多少なりとも接点がある人間が管理者であるサーバーについて、担当者に確認の上2台廃棄してやった。おそらく、廃棄するための手続きを知らないのだ。だったらと、手続きを教えてやったがそれでも捨てない。もう一つの廃棄しない理由はメンドウなのだ。やったことないことはやりたくないと考えている。忙しいからって理由はしょせん言い訳。もっとも、捨てろという圧力が社内にないのも問題だけどな。っつーことで承諾だけ取って、廃棄のための申請&マシンの物理的な移動をやったのだった。

古いマシンの再生も業務の一つ。廃棄したマシンからはメモリーを抜いて他のマシンに流用したなんてのは小さいこと。誰も使ってないポンコツサーバー2台を合体させて、使えるようにしたのは3年くらい前だったか。購入から7年経っていたが、一部のHDDがいかれているだけだったので、生きているHDDとメモリーを1台に寄せた。しばらく自分で使ってたが、自分とこで新しいサーバーが購入できたことで不要となり、マシンを必要としている人間に渡してやった。購入から10年以上経ったサーバーだが、Hyper-Vホストとして、ゲストに最新Windows Serverを2台同時可動できるぐらいに仕立てられた。我ながら、いい仕事したもんだ。その時に学んだことを以下に記す。

【Windows Server 2016のHyper-Vは古いCPUでは動作しない】
OS(2016)のインストールは何も問題なかったが、その後のHyper-V有効化でエラーになった。プロセッサは第2レベルのアドレス変換(SLAT)をサポートしていないってさ。さすがに10年以上前のCPUじゃ対応してないってことだなと納得したが、要件がWindows Server 2016のゲストを動作させるってことなので、それより古いWindows Serverじゃあまずかろうと思ったのだが。。。

【Hyper-VホストのOSよりも新しいOSをゲストにすることはできる】
どの組み合わせでも可能かと言われるとわからんが、2世代分まではマイクロソフトが動作保証しているという情報があった。実際に動作したのはホスト2012R2に対してゲストが2016。前述のSLATについては、Windows Server 2012 R2のHyper-Vでは推奨機能であることは事前に確認して、ホストとして2012をインストールしてHyper-Vを有効化して問題なし。ゲストとしての2016インストール&実際の動作も問題なかった。

【メモリー増設するとBIOSの設定が戻る?】
Hyper-V回りの動作が確認できたので、廃棄マシンから引っこ抜いたメモリーを増設してやろうと画策。普通にスロットのメモリーを差し替えて、ホストを起動してHyper-Vの管理画面からゲストの状態を見たら「保存完了」となっていた。ゲストを起動しようとしてもエラーで起動できない。初めて見る状態だったのでややうろたえた。ググったらBIOSのVirtual何たらの設定がOFFになっているからというのがあった。いやいやそんな設定はHyper-Vを有効化するために必須のものなんだからとっくの昔に変更してるぜと思いつつも念のために確認したらOFFになっていた。メモリー増設によってBIOSの設定が戻ったとしか考えられない。512MBのメモリー2本を抜いて、2GBのメモリー2本に差し替えただけなんだけど。。実装されたメモリーサイズが変わるとVirtual何たらの設定がOFFになる仕様なんだろうか。設定をONにしたらゲストの起動ができるようになったとさ。

なお、このマシン屋という役割はおいらの公の業務ではない。好きでやっていること。自分が使うサーバーを増強したいという気持ちから始まって、今では周囲のマシンを必要としているいく人かの人間には広まっている。サーバーに限らず、クライアントPCでもやや古めのものを探してきて、必要な人間に配布している。マシンがほしいんだけど上司が購入を許可してくれないってときがおいらの出番。ここで恩を売って、大きな見返りと期待しているんだけど、今のところ昼メシおごってもらったくらいだけ。まぁ、好きでやってることだからいいんだけど。やっぱインフラSEの素質があるような気がするんですが、いかんせんアラフィフオヤジじゃ難しいのでしょうか。。

モバイルバージョンを終了