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上野高校に行ったのは合格発表を見にいって以来だから。。

連休中に上野公園に行ってみようと思いついたのは、深層心理にその近くにある上野高校を再訪したいとう気持ちがあったからだった。

15歳の春はやってこず、第一志望だった都立の上野高校は不合格だった。合格発表を見に行くメンツは中学のなかでは頭よくてスポーツでも活躍しているようなイケすかないヤツばかりだった。男6名女2名くらいだったかな。結果はおいらだけ不合格で、他全員合格だった。そいつら全員で合格発表を見に行く映像は記憶にあるが、帰り道のことはまったく覚えていない。受験と発表で2回行ったはずの上野高校なんだけど、それがどこにあるかはだいたいわかっていたが、高校付近や内部の記憶はまったくない。今ではそんなところに行かなくてよかったなとホントに思う。ギリギリ引っかかってでもいようものなら、全員が優等生のなかでよくて中層、普通に考えたら下層の学力だったはずで、スポーツや特技があったわけでもなく自分のアイデンティティは何も生まれず、暗い高校生活とその後の人生だっただろう。

滑り止めの私立に行き、最初の実力テストで学年トップの成績を出したことは、おいらのその後の人生を好転させる重要な出来事だった。
上の下よりは中の上がいいということ。競争にさらされるよりは余裕を持って過ごすことがおいらの生き方。年を取ると昔のことをあれこれと思い出すわけで、そのけりをつけにその場所に行ってみたわけだ。アラフィフという年齢は、そのタイミングとして最適だった。千駄木から団子坂を上った先にある駒込高校。一個先の根津まで行くと上野高校。上野高校に行った中学同級生とはその後一切会うことはなかった。中学の卒業アルバムはなぜか紛失しており、淡い記憶でFacebookから検索してみたこともあるが、誰も見つからずそして誰てもつながらなかった。上野公園にほど近く、芸大にも近く、ちょっと行けば東大すらある立地。実際にそこに足を運んで、33年という長いあいだ頭にあったしこりが取れたような気がする。

以下、ついでのように訪れた上野公園と不忍の池での画像。

昼から1人で飲むビールは思いのほか楽しめて、誰とも話をしないんだけれども、自分と向き合えた感があり充実した休日の昼下がりを楽しめた。電車に乗って自宅近くの駅まで戻って、でも飲み足りねぇと思ってもう1本ビールを飲んで、帰宅後は約4時間の昼寝をして起きて今に至る。

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