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x64 ウイルス対策

64ビットOSにおけるウイルス対策が厳しい状況です。3大メーカーであるシマンテック、トレンドマイクロ、McAfeeは全て対応がとれていません。とくにクライアント向けOSであるWindowsXP Professional x64の早期対応が期待されるところです。OS出荷から約3ヶ月経過していますが、各メーカーなかなか難航しているようです。

ウイルス対策ソフトにおいて、ファイルやネットワークなどの監視機能は、カーネル・モードで動作する必要があるため、純粋に64ビット動作が必須となるそうです。なので、32ビット版のウイルス対策ソフトを互換モードで利用するのは出来ないか、出来たとしても機能が限定されるとのことです。

以前64ビット関連調査を行っていたとき痛烈に感じていたことです。当時はまだ出荷前のx64を使っていたので、ウイルス対策ソフトが揃っているわけがないのですが、もしウイルス対策ソフトがあれば、LANに接続することが可能になり、調査作業の効率があがるのです。データのやりとりだけのためにCDにデータを焼いたり、USBメモリーを使ったり(最近はUSBメモリーの使用は制限されていますが)、非常に手間でした。当然Webは見れないですしね。

で、調べてみました。「2社(Alwil Software、Computer Associates International)の製品が対応している。」「2製品(eTrust、avast!4)が対応している。」という情報がWebから検索できました。全部英語版で、ものによってはフリーだったり、あまり信頼できないな、という印象です。

3大メーカーは、いずれも年内に対応製品を出荷すると発表しています。ウイルス対策ソフトは、64ビットOSが広まるための重要なポイントだと思います。トレンドマイクロさんには、とくにがんばってもらいたいところです。ウイルスバスターを使っているので。

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