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Windows 10 1809ファイル消失問題

Windows 10フィーチャーアップデートなるものが始まってからずいぶん経つが、この問題は過去に例がない大きな問題だ。アップデートしたことでドキュメントフォルダ内のファイルが消えちまう場合があるって。。

バージョン1809は、10/2提供が開始で10/6ファイルが消失したという報告があり提供を停止した。消えたファイルは、自分でバックアップしていない限り復旧できない模様。消去ファイルの復旧ソフトで事なきを得たユーザーがいるらしいが、みんながみんな復旧できるわけではない。おいらはドキュメントフォルダ(C:/Users/[username]/Documents/)にデータを保存しないから関係ないが、けっこうな比率で、そこにデータを保存している人がいるのはわかる。1809にすれば必ず消えるってわけではないだろうから、どんなケースでデータが消えるのかが気になる。

ネットから拾った不確定な情報を以下に列記する。
・OneDriveの新機能が関係してデータが消えた
・ユーザーアカウントはMSアカウントを利用していた(非ローカルアカウント)
・1803など前のバージョンに戻しても消えたデータは復旧しない
・リリース時点でこの問題をMSは知っていたか。。

OneDriveが大いにあやしい。Windows 10標準されたMicrosoft提供のオンラインストレージ。データを外に置いといて、どのPCからアクセスしても最新の作業環境を提供するってわけだ。Dropbox、Googleドライブなんかの後発サービスで、ひんぱんにトラブルを発生させていた模様。

10/6土曜に配信停止したならば、この週末のMS関係者は休日出社でたいへんなことだっただろう。日本は3連休だからまだ知る人ぞ知るってレベルの話。先週アップデートした人が明日会社に出てきて、このニュースを知って自分のデータを見たら「ない!」なんてことで大騒ぎになるかも。ドキュメントのデータだけを使う人間ならばアップデート直後にすぐ気づくだろうが、週末の帰るときにアップデートした場合は、明日朝になって気付くことになる。個人ユーザーのデータならまだあきらめもつくかもしれないが、企業ユーザーが自分のPC内だけに大量のデータを保存していた場合は大問題だ。とは言え、企業のOneDriveはクラウド上にデータを置くわけだから、セキュリティ的に企業で導入しているところはレア。だから、実際に消えて困る企業ユーザーはそんなにないとみた。

事の重大性から言って、その問題だけを改修してすぐに配信開始とはならないだろう。1週間くらい調査と改修を行って、来週月曜(10/15)くらいに再開となるか。データ消えちゃったユーザーへの対応ということでは、データに対する重要性は人それぞれ違うので補償なんてできるわけがない。バックアップとってなかったあなたも悪いよねという論理で、今後バックアップの重要性が高まり、バックアップソフトが売れ始めたりして。。

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