サイトアイコン CAD日記

NetMeeting

リモートデスクトップ共有についてです。とりたてて新しい技術ではありませんが、非常に有効な機能なので紹介したいと思います。サーバールームや遠い席にあるマシンの操作を自席にいながら可能にするものです。WindowsXPからこの機能が独立して、広くアピールされ始めました。NetMeetingを使えば、主要Windowsでリモートデスクトップ機能を利用できるので大変便利です。ウイルスチェックやWindowsUpdateを実施が定期的に義務付けられていますので活用しています。

使い方は簡単です。まずは、サーバ(遠い席にあるマシン)とクライアント(自分のマシン)それぞれでNetMeetingが起動できるようにします。どこから起動していいかわからない場合は、”c:\Program Files\NetMeeting\conf.exe” を直接叩きます。ただし、NTの場合だけはMSのサイトからVer3のアップデートプログラム実行しておく必要があります。NetMeetingの初回起動時は、ユーザー登録ウイザードが出ますので適当に入力します。サーバ側でNetMeetingを起動して、ツール→リモートデスクトップ共有を実行して、ウィザードにしたがって次へ次へとしていきます。さらに、ツール→オプション→セキュリティで全般のところのチェックを2ついれておきます。そして、通話→終了してリモートデスクトップ共有を有効にするを実行してNetMeetingを終わらせます。この時点でタスクトレイには「~sharing」というアイコンが表示されて、待ちうけOKになります。次にクライアント側でNetMeetingを起動して、通話先アドレス(コンボボックス)にサーバのコンピュータ名またはIPアドレスを入力します。まれにコンピュータ名だと受け付けない場合があるので、その場合はIPアドレスを使います。ただし、IPアドレスはDHCPによって変更になる場合があるので要注意です。で、通話ボタン(電話機マークのボタン)を押します。繋がると、ユーザー名、パスワード、ドメインを入力する画面が出るので、そのサーバーにログインするときの情報を入力してOKです。すると、サーバーのデスクトップ画面が一つのウインドウとしてクライアント側に表示されます。あとは普通に操作できます。ちょっと反応が鈍いかなという感じですが、まぁ使えます。用が済んだら、通話の終了ボタン(受話器を置く絵のボタン)を押すと、接続が終了します。一度接続が確率したマシンは、コンボボックス内にそのコンピュータ名が残るので、次回以降はそこから指定することができます。さらに、サーバ側に複数のOSがインストールされている場合でも、OSの切り替えをリモートで行うことができます。リモートでサーバーに繋いで、システムのプロパティの詳細設定の起動と回復の設定から、既定のOSを変更しておいて(NTの場合は、c:\boot.iniを直接編集する)、Windowsの再起動を実行させます。すると、一時的に接続が切断されますが、しばらく待って(3分くらい)から再度接続すると、ログイン画面の状態で接続することができます。ただし、この場合(ログインをリモートで実行させると)応答速度極度に遅くなるので、一回切ってから再度繋ぐとよいです。あと、Caps Lockがたまに逆になって接続されることがありますが、逆だとわかればそれほど気になりません。

セキュリティ上の脆弱性が残る気もしますが、パスワードの管理さえしっかりしておけば問題ないと思います。もしかしたら、会社の外から繋げるかと思って自宅から接続を試みてみましたが、当然無理でした。しっかりとファイアウォールが働いています。一つ忘れていました。XPをサーバーにしたとき、Windowsファイアウォールが有効になっていると、接続できません。例外としてそれっぽいものにチェックを入れてみましたが、接続はできませんでした。無効にするとつながりました。ちょっと気になる動きです。

モバイルバージョンを終了