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米ドルMMF積み立てをはじめてみた

今読んでいるこの本の影響を思いっきり受けたためであり、日本ってけっこうヤバいんじゃねという危機感を持ったから。

SBI証券の外貨MMF。米ドルでゴールドマン・サックスで利率は1.725%。毎月10万円分ドルを買う。あらかじめ言っておくけど、この活動はモウケることを目的としたものではない。資産を円建てだけで保有しているリスクを回避するべく、一部を米ドル建てにするという活動。もちろん、日本の預金金利がほぼ0に近いという状況で、アメリカの高金利という背景があるから、若干金利がよくなるわけだが、そんなのは為替損益でぶっとぶレベル。

日本が負っている借金は1087兆円。毎年40兆円ずつ増加している。ホントーはそんなに借金はなくて、増税するために作り上げられた数字だ。。なんて言う人もいる。でもね、膨大な借金があって毎年確実に増加しているのは確か。今の日本は、世界的にタブーとされている量的緩和政策をとっている。それは一時的な政策としてはヨシとされていた時代もあったが、今の時代ではやってはいけない禁断の手だ。出口戦略というのは、量的緩和を終わらせるためにどうしたらよいか。ソフトランディングはもはや期待できないから、ハイパーインフレ⇒預金封鎖⇒新券発行なんてことになる。ハイパーインフレとは日本円の価値が暴落すること。1個100円で買えていたりんごが1億円になる。オレは、りんごなんて食わないからダイジョーブなんて言っている場合ではない。あらゆるものの価格が上がる。もちろん給料もそれなりに上がるわけだが、支払う分と受け取る分の上がるタイミングでは同じではない。目の前の支払いが困難になって、そこらじゅうの企業や個人商店がつぶれる。借金を持っている人は、徐々に追いつく受け取り金額の増加によってすぐに返済できてしまう。リンゴ農家が1個のリンゴを売ってる1000万円得られたならば、100個で10億円得られるんだから、それまで背負っていた借金は一瞬で返せる。というわけで日本の借金1087兆円だって棒引き同様になるってこと。一方、数十年でかけてためた1億円は、価値が激減してリンゴ1個買ったらなくなっちゃう。そんなときに、価値が変わらない米ドルを持っていたならば安心。今は1ドルが114円ということだが、ハイパーインフレ下では1ドル1億円になるかもしれない。持っている円の価値が下がったとしても、ドルの爆上げでカバーできるということ。

月に10万で年間120万円だから8年で約1000万円分のドルをゲット。そのレベルまでは一切売らずにホールドし続ける。一気に買ってしまえば、買った時点の相場によって損をしてしまうかもしれないから、じわざわと買い付けて相場の影響を受けないようにする。ちょっと気になっているのは、FXなら為替手数料が激烈に安いってこと。FX口座は運用しないから利率は0%だけど、手数料の安さによってオトクになるかもしれない。並列的にFX口座を持って、そこで10万買ってみるのも手か。そしたら4年で目標金額が達成できる。今後検討してみよう。

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