有給取って母親との高級フレンチと紅葉まっさかりの六義園での散歩をした日の夕方からは、高校同級生夫婦との安イタリアンでの飲み会がセッティングされていた。
高校時代に付き合っていたこの2人はその後結婚。一人息子が大学4年生だから、今まさに子育てが終了しようとしているところ。その息子は小さいときに会っていて、おいらが20代のころに高校仲間ともに自宅を訪れて、サッカーのテレビゲームを父親とともやっていた元気な少年だった。サッカーをずっとやっていて、高校はもちろんのこと大学でも体育会のサッカー部で主戦級の活躍をしていた。関東2部リーグ所属の大学でレギュラーでやってたってんだから、けっこうなもんだ。昔、帝京大学サッカー部のホームページ作成をやっていたから、大学サッカーはよく知っている。帝京高校は名門だけど大学は格落ち。東京都1部リーグの常連で2部に落ちたこともあるし、一回だけ関東2部リーグに上がれそうなタイミングがあったけど、あと1勝ができなくて上がれなかった。廣瀬龍監督が印象深い。その息子廣瀬太郎が1年で入部してきて3年生くらいまで関わってたかなぁ。今どうしているか調べたら、S.T.FOOTBALL CLUBという地域に根差したクラブチームで監督をしていることが判明。2007年設立、本田圭佑がプロデュースするサッカーチームだと。親の影響力があることが大きいののかもしれないが、今でもサッカーに関われているのは本人の努力やサッカーへの愛情が強かったのだろう。
夫。高校時代クレープ屋でバイトしはじめて店長にもなって一定の収入を得たことがよかったのか悪かったのか。。高校中退で社会に出た。おいらはそのクレープ屋が入るビルで肉屋でバイトしていた。日山という店だが今はもうない。高校を辞めた時点ではおいらは彼と面識がなかったが、そのバイト仲間としての交流がはじまり、それから30年も続く友人となった。大学行ったり、就職したりでなかなか集まりづらい状況のなか、その仲間の中に強引な男がいたことで毎年一回の飲み会があり、その半ば強制的な集まりがあったおかげもありこの関係は続いている。15年ほど前からはおいらが幹事を務めるようになって、去るモノ追わず来るもの拒まずの姿勢としたので今はみんなが楽しんでいる。それも前幹事による強引な招集力があっての関係性なわけだから、まぁよしとしよう。前幹事の命令により、おいらはこの夫に電話連絡をした。直接話したこともないのに電話して、飲み会あるから来なよって伝えたことが、それ以来の30年を超える付き合いになるとは、いやはや人とのつながりってのはおもしらい。
妻。マーシーというあだ名でみんなから慕われていた（らしい）。これまた高校時代に話したことはない。夫とは高校時代から付き合っていて、途中何度かの危機があったのだろうが、2人のキズナは強く、今年24回目の結婚記念日だってFacebookで見せつけられたわけで、いい出会いだったのだろう。おいらは高校同級生の集いとしてクリ会なるものを企画・運営しているわけだが、この会の唯一の女子。もともとは夫だけ参加していたところ、あるとき先生（彼女の1年時の担任であり、おいらの2年・3年時の担任）を呼んだことをきっかけに行ってみたいと思ったらしく、それ以来常連となった。女子つながりで他の女子を呼んでほしいというリクエストを出したこともあるが、今親しくしていない昔の友達との新たな人間関係を持つような気持ちにはなれないと。。つまり、これから人間関係を広げたいとは思わないって言われたので引き下がった。20年くらい前においらもそんなことを言っていたから気持ちがわかる。無理強いしたところで関係性は広がらない。前幹事が飲み屋で店員に横暴な態度を取ったことでイヤな気持ちになったようだが、彼は昔からそんなヤツなんで気にしないように。ちゃーんとまわりが謝ったりフォローしたりしているので、グループとしての平衡感覚はありますよん。
という夫婦とおいらの3人で、居酒屋的なイタリアンで飲み食い。妻は酒を飲まないがしゃべりがおもしろい。夫は最近ワインを飲むようになったらしくなかなかいい趣味になったようだ。
高校の仲間で、夫婦仲が良く週末もいっしょに行動しているような形の夫婦は彼らしかいない。ウチも同じで、お互いたまに飲み会がある以外は、夜はウチで酒飲むし、週末はいっしょに行動している。一方、他の同級生はというと週末別行動なのは当然として、会話がほとんどないとか、子供を介したやりとりしかしないねぇなんてことを聞く。もちろん夫婦の形はいろいろあっていいのだけど、好きになって結婚したんだからうまくやっていけばいいのにねぇ。愛し合っているというのが基本にあるとするならば、そこにお互いの協調性（思いやり）があって、うまくやっていけるのだと思う。また来年も同じメンツで飲みましょ！次は高級イタリアンの店を予約するよｗ。