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圧縮と解凍

凍ったお刺身を電子レンジでチン...それは生解凍です。

ファイルやフォルダを圧縮してメールなどで送る。受信者は解凍してから利用する。ある程度パソコンの知識がある人であれば、あたりまえの知識ですね。これが出来るかどうかで、初心者かそうでないかの判断がつく、ひとつの基準にもなります。

日本ではLZH形式が有名です。でもこれって日本だけの文化です。吉崎栄泰氏が開発したフリーソフトウェア「LHA」で使用されている形式で、圧縮率に優れていることで有名です。

世界的にはZIPが有名です。これぞまさしくデファクトスタンダードです。でも私はあまり使ったことがありません。まれに人から送られてきて解凍をすることはありますが、あえてZIP形式で圧縮はしないです。意味は違いますが、ZIPと言えば郵便番号。外国に入国するときのカードに記入欄があったりします。それから、ZIPドライブなんてのも一時流行りました。関係ないですけど。

Macの世界でよく使われるのがSIT形式です。初めてこれを受け取ったときに、こんなファイル知らねーと思って突き返そうと思ったぐらい、Windowsユーザーには馴染みがないです。Aladdin StuffIt Expander というフリーソフトで圧縮解凍ができます。もちろんWindows版もあります。

UNIX系ではTARです。詳細は知りません。まぁ知らなくてもよいでしょう。圧縮形式は、他にもたくさんあるようですが、まぁよいでしょう。何がよいんだかわかりませんが。

で、本題ですが。WindowsXPが標準でZIPの圧縮解凍に対応していたのを最近知りました。ファイルの圧縮解凍するためには、何らかのソフト(フリーやシェア)をインストールしなければならないというのがWindowsユーザーの常識だったのですが、状況が変わりつつあります。圧縮のやり方は、右クリックの送るで「圧縮(ZIP形式)フォルダ」です。解凍はダブルクリックするだけです。それから、LZH。解凍だけはできるようになります。ただし標準の状態では出来ないので、MSからダウンロードする必要があります。正規のWindowsライセンスを持っている人限定です。ライセンス認証するためには、25桁のライセンスコードを入力する必要があります。実際にやってみましたが、とてもかったるいです。その結果得られるのはLZHの解凍だけですから、労力に見合う行動ではないでしょう。圧縮が出来るわけではないですしね。

こうやって、Windows自体に圧縮解凍機能を持たせ始めたというのは画期的なことだと思います。初心者ユーザーが圧縮解凍を知らない、出来ない理由は、それをやるために別ソフトをインストールしなければならないという要因が大きいのではないでしょうか。ということで、ZIPの圧縮解凍は、WindowsXPでは標準で出来ます。これがきっかけで、日本でもZIPが広まり、LZHは廃れていくんではないかと、予想してます。グローバル化の波は、こんなところにも及んでいるんです。

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