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PDFへのなんちゃって捺印ではつまらんのでデジタル署名とタイムスタンプを付けてみることを検討中

PDFアレコレで捺印できるようにしたのはいいけど、しょせんはなんちゃって捺印。だって、好きな印影が作れてヒョっと捺印できちゃうわけで、なりすましができてしまうから。そんなこと言ったら、アナログな印鑑だって、印鑑作るときに身分証明が必要なわけでもなく、チープな値段(数百円)でできて、それを好きなときに捺印できるから似たようなもんじゃん!ってなる。古来から行われてきた捺印っていう仕組みは、それだけ脆弱なものであることがわかる。

アナログとデジタルの違いは手間。アナログだったら、なんぼかの金をかけて印鑑を用意して紙に捺印するという作業が必要で、その作業自体に価値があるから成り立っているようなもの。一方のなんちゃってデジタル捺印だと、デジタルの中だけで完結するから、知識さえあればタダで容易に作業が完了してしまう。上司の印影をつくって、社内資料に捺印なんて簡単にできちゃうわけだからちょっとマズいねー。

デジタルだったらデジタルなりの付加価値を載せなきゃいかんでしょってことで、デジタル署名とタイムスタンプ付与となる。誰がいつ捺印したかが後追いできることとなって、アナログにない価値が出てくる。先行しているのはシャチハタさん。
電子印鑑・決裁・署名のシヤチハタクラウド

コロナ騒動で在宅勤務化を急速に進めているなか、捺印が関わる業務をするためだけに出社しなきゃいかんというバカげた状況がある。今なら、在宅勤務支援で6/30まで無料で使えるキャンペーン展開中。通常は1印鑑あたり月額100円だから、企業で10個を1年使ったら1万2千円で済む。電子印鑑導入による業務効率化を考えたら、1万円程度の出費はゴミみたいなもの。

アナログ印鑑に法的な効力はない。前記したとおり、一定の手間がかかってちゃんとしたように見えるからというだけ。ハンコがないよりはあったほうがいいというだけ。法的な義務ではなくて、内部ルールによって運用されているだけ。内部というのが社内だけであれば、そんなルールはすぐにやめるべき。取引先も含めた場合は、その相手先のルールがあるので容易ではないけれども。

デジタル署名は無料でつくれるみたいだし、タイムスタンプだって無料で発行できそうな感じがしている。それをPDFに埋め込むのにiTextSharpを使う。PDFの改ざんを防ぐためにセキュリティ情報を付加するってのもあるか。なかなかレアな技術が必要な気もするが、それだけにおもしろそうなアプローチになる。もう一歩踏み込んだ調査をしてみよう。

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