サイトアイコン CAD日記

ネットワークプレース

Vistaの変化は強烈だ。

最近発覚した事実。

ネットワークプレースはマイコンピュータの中にある。

(XPのマイコンピュータはコンピュータという表現に

変わっているので、正確に言うとコンピュータ。)

マイネットワークの中にあったものがマイコンピュータに

移ったというわけだ。

恐るべき変化であり、今までまるで気がつかなかった。

エクスプローラなどでコンピュータを表示して、何もないところで

右クリックをすると「ネットワークの場所を追加する」というメニューがある。

これでネットワークプレースを追加することができる。

XPまでは勝手にネットワークプレースが追加されていってしまう、

という妙な仕様になっていた。

Vistaではその存在感を薄くして、ユーザーに使わせないようにしている。

どちらも妙な仕様だ。

ネットワークの表示が妙に遅いということにばかり気が行っていて、

日頃もっとも使っているネットワークプレースのことを忘れていた。

きっと無くなったんだという思いこみから、探そうという気すらなかった。

何度も言うようだが、Vistaのネットワークは遅い。

XPまでなら、最初にドメインの一覧が出て次にコンピュータが出るため、

全コンピュータの一覧を出す必要がなく、それなりに早く目的のコンピュータを

探すことができた。

ところが、Vistaではドメインの一覧など出ずにいきなりコンピュータが

フラットに表示されるため、すべてが表示されるまでに膨大な時間を要する。

その時間を悶々と過ごして、最終的に目的のコンピュータが出ればまだましだが、

出ないことのほうが多い。

会社のネットワークは、1000台以上のPCが接続されている。

ネットワークをクリックしてから、表示し終わるのに軽く10分の時間がかかる。

すぐの隣にあるPCの中をみたいだけなのに、はるか遠方にあるどうでもいいPCが

表示される経過を眺めるのはアホらしいかぎりだ。

せめて、同一ドメイン内のPCだけを表示する機能があってもいいだろうに。

一番手っ取り早く目的のコンピュータを探す方法は、

コンピュータ名と共有名を手打ちすることだ。

スタートメニューを開いたときのすぐ上、検索窓のところに、

¥¥コンピュータ名¥共有名

と入力すると、その場所を開いたエクスプローラを起動することができる。

この方法の難点は、名前を記憶しなければいけないことだ。

メリットは、自分の記憶力が高くなることだ。(必要に応じて仕方なくだけど)

この方法がVistaにおける簡単な唯一の方法と信じていたが、

ネットワークプレースの存在をすっかり忘れていたというわけだ。

ネットワークを表示したところで「ネットワークプレースの追加」という

メニューが出なかったため、なくなったんだろうなという思いこみに支配されていた。

まさかコンピュータに移っているとはね。

ドライブに割り当てるという方法もあるが、これはお勧めできない。

ドライブ名には限りがあし、割り当てられるところが共有名のところに限られてしまうからだ。

共有名からさらにフォルダを下っていった下のほうの階層を指定することができない。

試しにVistaでドライブ割り当てをしてみたら、Windows起動時にドライブに

割り当てることができませんでした、というような警告が出た。

クリックしたら一応つながったが、なんだか気持ち悪く精神衛生上よろしくない。

近頃はWebアプリが広がってきているので、ネットワーク上の別の

コンピュータを探すということを意識的に行う人は減ってきている。

そう考えると、Vistaにおけるネットワーク参照の仕様変更は、

大きな問題にならないのかもしれない。

社内のある人にVistaのネットワークの遅さについて愚痴を言ったら、

上記のような現状を指摘した。

う~ん、そりゃそうだけど....

ネットワーク内のどのコンピュータにデータ格納されているか、

なんていう煩雑な思考を必要とせず、スムーズに業務ができるに越したことはない。

それはアプリケーションが内部的にやってくれればよいことだ。

いつかはそういう時代がやってくるだろう。

そう、いつかはという話だ。

まだその土壌が整っていないところに、Vistaの仕様変更だ。

ちと、早すぎたのではないだろうか。

それとも「俺が時代についていけていない」だけなのだろうか。

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