サイトアイコン CAD日記

SolidWorks2008

ミッドレンジ3次元CADとして最も好調と言われているのが、SolidWorks。

毎年着実にバージョンアップが行われ、今年も当然のように2008という

バージョンをリリースした。

9月14日のことだった。

今のところWebからのダウンロードのみ可能。

SP0 というマイナーバージョンだ。

サブスクリプションユーザーに郵送でDVDが届けられるのは、

SP0リリース後、1~1.5ヶ月後になるので、早くて10月の後半か。

それをもって、SP1.0となり本当の正式バージョンとなる。

つまりSP0の段階では、まだ大きな問題が残っている可能性があり、

一部の新し物好きユーザーが試してみて、残された問題を報告する。

問題が解消されたSP1.0で、広くユーザーに配布し始めるということだ。

なかなかできたストーリーであり、開発元はかしこい。

先日、大手町で行われたSolidWorksセミナーに参加してきた。

題して「SolidWorks World Japan 2007」。

2007年なのに、2008というバージョンを使うのはこの業界では

当たり前になりつつある。

めずらしくAPI関係のセミナーをやるとのことだった。

SolidWorksのアドオンソフトを開発している関係で、

どうしても見逃すわけにはいかなかった。

衝撃的な事実が発覚した。

VC6のMFCを利用しているアドオンソフトは、2008からサポート対象外になり、

つくりによってはDLLのロード時にエラーが表示され、起動すらできない。

おそらく、うちのアドオンソフトはエラーが出るだろう。

対策は、VS2005のMFC8.0を使い、DLLの枠組みを作り直せばよいとのこと。

VS2005でプロジェクトをつくるときのウィザードで、

ATL(Active Template Library)何たらを指定しろと。

何でも、SolidWorks自体の開発環境が今回VC6からVS2005に変わったことと、

リソースの競合がうんたら、ということをのたまっていた。

セミナーの講師は、“いかにも”という技術者タイプの人。

めったにこういう場には出てこないが、今回は重要な告知をする必要が

あったので出てきたらしい。

やや早口ではあったが、ポイントをしっかりと押さえており好感を持った。

何より、あいまいさを排除したはっきりとした物言いをしていたのがよかった。

私もいつかはこんな技術者になれるだろうか。

今、SolidWorks2008SP0のダウンロードに成功した。

2.1GBとたいへん巨大だった。

これでも周辺の関係なさそうなアプリを排除した最低限の構成。

これに、PDMWorksやらDWGEditorなど全てをいれると3.4GBくらいになる。

アプリケーションの巨大化は、とどまることを知らない。

こんな大容量データを、ギザ遅い会社のインターネット接続環境で落とせるわけがない。

家で落としたら、わずか30分程度で完了したんだけれど...。

これをPCにインストールしたら最低でも3GBのディスク容量を消費する。

たしかディスクの空きが20GBを下回っていたはずだ。

そろそろ、ディスクの入れ替えまたは増設が必要になりそう。

いまどき160GBのディスクでは、すぐにいっぱいになってしまう。

500GBくらいが欲しいところだ。

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