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インプラント3本目を入れて歯が大切だということを痛感

2022年1月20日が、我が人生3本目のインプラントを入れた記念すべき日だった。
以下の絵における赤丸を付けたところが今回の箇所であり、青丸は以前入れた2本である。

赤丸のところは、ここ25年ほど歯がないところだった。ないんじゃ困るからと両サイドの歯にひっかけるようにしてブリッジを挿入していた。なぜ歯がないのかって、乳歯の下に永久歯が生えてこずに、乳歯が寿命になって抜けた状態。先天性欠如歯と言い、10人に1人の確率でいるそうだ。おいらの場合2本もそんな状態の歯があった。青丸の右側がそうで、いずれも第二小臼歯(5番)。一般的には側切は(2番)でもよくあることらしい。

長年のブリッジ装着によって、オレンジ丸の歯が弱っていた。正常な歯がこんな感じで歯茎に埋まっているのにたいして、埋まっているところの2/3が歯周病に侵されていた。つまり、下1/3で歯を支えていた状態で、ブリッジでかろうじて固定されていた。ヤバい状態。

歯周病によって歯と歯茎のあいだに空間ができて菌が骨を溶かしてしまった状態。じゃー、この歯もダメじゃんとなるが、医師はまだ大丈夫だと判断して、上2/3のところをガリガリとけずって歯周病の元となる菌をかなり排除してくれた模様。失われた骨は自然に増えないということで、その再生用として今回インプラントを入れるために穴をあけた箇所から骨を取り出して移植したって言ってた。上2/3の隙間全部にというのは無理だろうから、大きく空間ができたところに埋め込んだのだろう。そんなのできんのかねと疑いがあるが、医師の言葉を信じてみることにした。

赤丸の箇所については事前にCT撮影して十分な骨の厚みがあることは確認できていた。ドリルのような機械でガリガリと穴をあけた。もちろん麻酔ありだが、麻酔の効きというのは人それぞれだから、じんわりとした小さな痛みが続いた。いつか強烈な痛みがくるかもしれないという恐怖と、ずっと口をあけていなければいけないストレスでおおいに疲れた。空いた穴にチタン製の棒(これをインプラントと呼ぶ)を挿入。となりの歯も切開して歯と歯茎のあいだをクリーニングして骨の移植をして、トータル80分程度の手術だった。

3か月くらいこのままにして、インプラントが歯茎に固定されるまで待つ。固定されれば、インプラントの上に歯を装着して完成となる。インプラントが固定されるから、隣の歯の負担が減って、かつ今回移植した骨によってより強い歯になるという作戦。投資金額、税込み45万円。過去に入れた2本分のインプラントですでに85万円投資しているので、今回を合わせて150万円なり。日々の歯のケアはよくするほうでこの惨状だから、生まれ持った歯が弱かったのだろう。こればっかりは親から受け継いだものだからどうしようもない。資金力があったことが幸い。日々のケアをこれからもより一層していこうと心に誓い、4本目のインプラントなんてことにならないようにしたものだ。

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