サイトアイコン CAD日記

DRX SDK

まずは、CAD Japan のニュースを読んでもらいたい。
[ポイント]
・無料でダウンロードできる
・DWGdirectを用いたアプリケーションの機能を拡張する
・C++を利用する
次に、Open Design Allianceのニュースリリース。(英語)
[ポイント]
・エンドユーザが、カスタム図形やカスタムコマンドを作成できる
・ADTdirectの建築パッケージは、壁、屋根、階段などを実装するのに
 内部的にこの技術を使用している
・DRX SDKの開発への投資は、オープンなCADデータ交換を促進する
DRXとはいったい何だろうと思って調べてみた。
要するに、IntelliCADのようなCADを作るための開発環境ということか。
上で、エンドユーザーと言っているのはCADベンダーのことで、
図面をかく人のことではない。
IntelliCADとは、AutoCADと高い互換性を持つ低価格のCADのこと。
IcadWebのEBAさんが第一人者で、こちらのサイトで最新の動向を説明をしている
IntelliCADはもともと1つの組織から始まったが、今ではいくつかの組織に
分岐していて、それぞれがCAD製品を出している。
その大元となるのが、DWGdirectを作っているODAとなるのだろう。
そして今回、ODAがDRX SDKをリリースしたことにより、
IntelliCAD系のCADが大きな影響を受けるそうだ。
既存のアプリケーションのつくりを一新していたり、
また新規参入が増えると予想されている。
それからDRXは、AutoCADのARXに対抗するという意味合いがある。
ARXは、AutoCAD上で高速に動作するカスタムコマンドを作成することが
可能なもので、非常に柔軟で融通のきく開発環境と言える。
「CADをつくる」までいく必要はなく、AutoCAD上で便利なコマンドを
作成できるという位置付けだ。
IntelliCADには、今までARXに匹敵する機能がなかったので、
そこを補うための機能とも言える。
C++で開発しなければならないという点で、ややハードルは高いけれども。
AutoCADにあって、IntelliCADになかった機能が1つ追加されたということか。

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