サイトアイコン CAD日記

ZWCAD

今、ZWCADが熱い。
IntelliCADから生まれたAutoCAD互換の低価格CAD、
それがZWCADだ。
ZWというのは、どういう名前の由来があるのか
調べてみたが真相はわからなかった。
A~ZのZで「多くの」という意味で、
WはWordつまり「言語」と予想してみた。
多くの言語に対応したCAD、そんなところか。
今現在、中国語、英語、日本語、ポーランド語、スペイン語、
ロシア語、フランス語の7ヶ国語に対応していて、
これからその数を増やしていくようだ。
開発元のZWCAD Software社は、ITC(IntelliCAD Technology
Consortium)に参加している40社のうちの1社で、中国において
約10年前からCADを開発している。
ITCメンバー中で一番大きな開発体制を持ち、100人以上の
開発者により、2D CADのトレンド及びユーザーニーズに迅速に
対応しているとのこと。
全世界のIntelliCAD系CADにおいて、
日本語に対応しているのはたったの2つしかない
本家の「IJ IntelliCAD」と、「ZWCAD」。
(IJ IntelliCADから派生した製品がいくつかあるようだが、
 元をたどれば、1つということになる。)
中国資本のZWCADが、日本にやってきたあたり異色だと言える。
CAD業界においても、中国パワーが日本で吹き荒れる!
そんな日がやってくるかもしれない。
ZWCAD 2007 Pro体験版をインストールしてみた。
AutoCAD2008のサンプル図面を開くことが可能だったし、
軽快にサクサクと動作した。
30日間試すことができ、それを超えてもDWGビューアとして
使い続けることができる。
なかなか太っ腹だ。
日本におけるIntelliCADの本家であるIntelliJapanは、最近動きがない。
Ver7を出す動きが水面下であるようだが、難航している雰囲気を感じる。
このままでは、ZWCADに市場を奪われてしまうのではないか?
そんな気がする今日この頃である。

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