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捨てる

ものを捨てるプロジェクトを進行中だ。(1人で)
課内にある不要物を着実に捨てている。
共有スペースにあるものをチェックすると、
何でこんなものをとっておくのか!
と、驚くやらあきれかえるやら。
だいたい8割のものが絶対いらないもの、
1割が微妙なもので、1割が絶対必要なもの。
よって、8割のものを捨てまくっている。
そして、絶対必要な1割のものを発見してよろこぶ。
発見されて初めて、そのものの価値が出るわけだ。
人間には2種類いる。
ためる人間と捨てる人間。
ためる人間は、いつか使うかもしれないものを
ひたすらため続ける。
まれに、ためた中からものを引っ張り出して、
ためておいてよかったと喜ぶ。
これはあくまでまれな話で、たいていは
何をとっておいたかを忘れている。
大量にとってあるものの中から探す労力と、
結果みつかる可能性を考えると、無駄な話だ。
個人の領域にものを保有しているうちは、まだいい。
すぐにその領域からものがあふれて、
共有スペースにものを移動する。
きっと誰かが使うだろうから、という親切心だ。
その時点で、その人の頭からそれらに対する記憶が
消滅して、組織の共有物として保有されていくことになる。
さて、次は捨てる人間。
一定の期間が経過して、使わないと判断したものは
きっぱりと捨ててしまう。
あとで必要になるかもしれないが、そのときはそのときだと
割り切って考える。
共有スペースに不要物があると、捨てたい願望が高まる。
その組織の状況をある程度わかっていれば、
それが必要か必要でないかを判別できる。
周囲にいる人間に、それが必要かどうかを聞く必要はない。
なぜなら、わからないと言うか、誰々さんに聞けとしか言わないから。
必要だ、と言う可能性は0に近い。
あげくの果てには、なぜ捨てる必要があるのかと詰め寄られる。
捨てることのメリットがわからない人に、
その必要性を説くことは難しいしめんどうなので、
そのときはあっさりと引き下がるのがコツだ。
捨てるときの心の葛藤もある。
とっても重要なものを捨ててしまって、あとで大問題に
ならないだろうかという心配だ。
そんなときは、自分の判断力に自信を持てばいい。
俺は正しい、と。

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