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アプリの起動が初回だけ遅いなら、Windows Defenderが容疑者だ

Windows 11プレインストールのHPマシンをしばらく使ってたんだけど、普通なら1秒で起動してくるアプリの起動に30秒もかかるなんてことがあって、その原因追及に大量の時間を投入するも結局自力ではわからずに、社内関係者からWindwos Defenderの設定を変えればいいんだよとスルっと言われて、サクっと解決してしまった。
先にその設定方法を案内しておく。
スタートメニュー⇒すべてのアプリ⇒Windows セキュリティ
⇒ウイルスと脅威の防止⇒Microsoft Defender ウイルス対策オプション
⇒「定期的なスキャン」をオンにして、数秒待つとウワッと項目が増える
⇒「ウイルスと脅威の防止の設定」の下の「設定の管理」をクリックすると以下画面になる。

リアルタイム保護がオフになっているのは、別にウイルス対策ソフト(ウイルスセキュリティZERO)をインストールしているからであって、他3項目が悪そう。全部オフにすれば問題は解消するし、その弊害は別にないんじゃないか。
・クラウド提供の保護
・サンプルの自動送信
・改ざん防止
どれが悪かったかの見極めはしていないが、極悪っぽいのが「クラウド提供の保護」。説明には「クラウド上の最新のデータにアクセスして、より強固で迅速な保護を実現します。サンプルの自動送信をオンにしている場合、効果的です。」と書かれている。クラウドにある膨大なデータベースを見にいくのか、起動しようとしたアプリをクラウドにアップロードしているのかは知らんが、いずれにせよアホみたいに時間がかかっていたのは間違いない。

1秒で起動するものが30秒かかるのは、Windows起動後の最初だけ。2回目以降は何の問題もなく起動することから、Windowsが起動したように見せかけて実は裏でごそごそやっているからじゃないかという疑いがあったが、Windows起動後十分な時間を置いた後でも同様だった。アプリ固有なのかもと思って、切り分けのためにVisualStudioで.NETフォームアプリを作って試したところでは、やはり同様に遅かった。ExcelやOutlookのようなOffice系ソフト、TeamsやVisualStudioでは問題なし。Microsoft自前のアプリは除外されているとしたら悪質この上ない設定となる。

自宅マシンはWindows 11の22H2ということまで同じなのに、そんなアプリ起動遅延現象は出ていない。社内でも、3世代ほど古いマシンにOSクリアインストールしたマシンでも問題なかった。HP製のプレインストールマシンに入っているHP系のアプリが悪いのかもと、インストールされているアプリをほぼ全部削除しても問題は出続けた。唯一消さなかったのはApex One(ウイルスバスターCorp.系の製品)。アンインストールするには社内の許可を得ないといけないのがメンドウでそこまでせず。こうなったら仕方ないと、OSクリアインストールするべく、社内手続きとしてある人間に連絡したところ、Defenderでゴニョゴニョ。。という情報が出てきてアッサリ、スッキリ問題が解決したのだった。

アプリ起動が遅いという問題が解決したのは言え、非常にすっきりしない状況。近いうちに原因追及するつもり。来月くらいに同型のPCが別に手に入るとので以下を試す。
・プレインストールマシンのセットアップをした後に、Apex ONEをインストールせずにアプリの起動速度を確認する
・プレインストールOSを消して、DVD媒体ブートでWindows 11をクリアインストールした環境でアプリの起動を速度を確認する
以上を試した結果わかるのは、Apex ONEとの相性で起きる問題 or HPプレインストールOSとの相性で起きる問題。
どちらであってもまだすっきりしない結論となるが、今のヌルっとしたあいまいな状態よりはましなことだろう。

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