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歯医者

歯医者に行った。
ヤビツ峠、岩盤浴に続く3部作の最終話。
そう、この3つはテーマは1日の中で起こった出来事だった。
だから何だというわけではないが、その日は密度の濃い1日で、
夜は9時に床に就き、翌朝6時までぐっすり眠ったのだった。
酒を飲んで精神を開放することなく過ごす日々においては、
たいへん有意義な1日であった。
約1年ぶりの歯医者通いである。
ここしばらく、厳しいビジネス環境に包囲されていて、
精神的にも肉体的にも余裕がなく、本来であれば
半年に1回は歯医者に行きたいところが、
なかなか歯医者に足が向かなかったのだ。
今回が3回目。
はずれてしまった奥歯の詰め物の設置が完了し、
そろそろクリーニングしてくれるかと思ったら...。
歯茎付近の歯にくぼみができているところがあり、
そこを補強するとのことだった。
確かに、ちょっとしたことで歯がしみることがあって、
それはもうどうしようもないことだと思っていた。
知覚過敏というやつだ。
冷たいものも熱いものも歯にしみる。
痛みというのは、次第に慣れてくるもので、
初期の頃は我慢できなかったり、何とかならないかと
思ったりするが、徐々に痛みの度合いが低くなり、
当たり前のことになるものである。
その日は、1本の歯に何やら白いものを塗りつけられた。
あとで鏡で見たら、くぼんでいたところに固くて白いものが
張り付いていた。
この治療を問題のある箇所に全て施したら、
歯がしみることはなくなるのだろうか。
帰りがけに歯医者に聞いてみた。
今後の治療スケジュールはどんな感じですかと。
若い歯医者だった。
ちょっと考えて、「お座りください」とおいらを治療台に座らせた。
1分くらい口の中をみて一言。
「あと4回です。」
無愛想で生意気そうな口調だった。
「はい、わかりました」と短く答えた。
何やら腹立たしかった。
年寄りの高圧的な医者もいやなものだが、
若くて生意気そうな医者のほうがもっといやだ。
だからと言って、今すぐ歯医者を変えるつもりはないが、
今回の治療が終わったら、もう行かないと決意した。
今度はいい歯医者にめぐりあえるといいな。

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