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高速料金

高速料金値引きは、実に分かりづらい。
先週行ったヤビツ峠を事例として、ひとつ振り返ってみよう。
首都高速、大都市近郊、地方の3つで扱いが異なる。
地方だけに乗れば、1000円を超えることはないが、
たいてい大都市近郊を通るわけで、その場合は上乗せされる。
首都高速は、今回乗っていないが一応触れておく。
日曜祝日は、一律500円(30%割引)。
土曜は平日扱いで、3~20%割引。
時間によって違いが出る。
通勤時間帯が3%で、昼と夜は10%、深夜と早朝が20%。
地方は最も単純。
土曜、日曜祝日に適用されて、
あらゆる時間で、50%割引。
割引後に1000円を超える場合は、上限1000円。
大都市近郊がややこしい。
中央自動車道でいうと、高井戸から八王子まで。
東名自動車道でいうと、東京から厚木まで。
土曜、日曜祝日に適用されて、
6時~22時が30%割引、それ以外の時間は50%。
時間帯的にいうと、普通に考えて30%しかないが、
どこまでが大都市近郊かというのがポイントになる。
では、ヤビツ峠に行ったときの往路を計算してみよう。
東名川崎→秦野中井(距離:42.5km)
 通常料金:1,400円 ⇒ETC割引:850円
大都市近郊と地方を分割すると、
東名川崎→厚木 ※大都市近郊 30%割引
 通常料金:1,000円⇒ETC割引:700円
厚木→秦野中井 ※地方 50%割引
 通常料金:550円⇒ETC割引:300円
これでは、計算が合わない。
厚木でいったん降りた場合はこうなるが、
ずっと乗っているので、計算は以下のようになる。
地方部の550円が300円になるのはよい。
全行程の通常料金である1,400円から550円を引いた850円を
大都市近郊と考える。
850円の30%割引で550円。
地方部の300円と足して、合計850円となる。
復路については、もう少し単純。
八王子と調布間が別料金だから、単純に足すだけでよい。
相模湖→調布(距離:37.7km)
 通常料金:1,250円⇒ETC割引:750円
大都市近郊と地方を分割すると、
相模湖→八王子 ※大都市近郊 30%割引
 通常料金:600円⇒ETC割引:400円
八王子→調布 ※地方 50%割引
 通常料金:650円⇒ETC割引:350円
ひとつ謎が残った。
割引後の端数が出た数字をどうやって丸めるのか。
例えば、600円の30%割引が400円となる場合は、
600×0.7=420円で、50円単位で切り下げると400円になる。
一方、650円の50%割引が350円になる場合は、
650×0.5=325円で、これを50円単位で切り上げると350円になる。
最終的に50円単位の金額に丸めるとして、
どういう基準で切り上げたり、切り下げたりするのだろう。
よくわからないが、50円程度のはした金のことを
とやかく言ってもしかたないか。

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