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後輩

5月が終わり、人事異動の季節がやってきた。
7月1日の人事異動へ向けて、まわりでは様々な噂が
立ちははじめている。
うちの課も例外ではないだろう。
おいらは、配属以来約15年異動していない。
この15年で、新人として配属されたのは6人。
4人は既に会社をやめており、2人は今いる。
その2人とおいらの年齢差は、一回り以上。
もはや、後輩とは呼ばないかもしれないが、おいらの年下は
その2人しかいないのだ。
年代構成が非常にアンバランスだ。
学生の頃から、先輩後輩の関係が苦手だった。
中学入学時に、バスケ部に入った。
バスケがうまいわけでもなく、練習で上達しなかったので、
1年でやめた。
結果、後輩との接点を持たずにやめることになった。
今思うに、先輩にかわいがられるタイプではなかったし、
後輩とうまくやる自信がなかったことも大きな要因だった。
以降大学を卒業するまで、部活やサークルに属することはなかった。
同学年の奴らと群れることで、社会性を保ってきたのだ。
会社に入れば、当然先輩も後輩もいる。
学生時代の経験則はなかったものの、自分なりに
うまく立ち回ってきたつもりだ。
しかし、なぜか後輩がいなくなっていく。
さらに言うと、先輩までいなくなっていった。
おいらの歳を基準にすると、上は8歳、下は12歳離れている。
どうもへんだ。
おいらに問題があるだけではない、と思う。
おいらには居心地のいい組織だが、一般的には
厳しくつらい組織と感じられるのだろうか。
7月になれば、人事異動後の新体制になる。
誰が抜けるのか、誰が入ってくるのか。
どうなったところで、うまくやっていけるだろう。
そして、来年あたりは外に出て勝負してみようか。

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