サイトアイコン CAD日記

今時の若者

古代エジプトの遺跡にも「今時の若者はなっていない」と
書かれていたそうだ。
自分が若かったころは、年長者から不満を持たれる。
自分が歳をとれば、歳の離れた若者に対して不満を持つ。
いつの時代も同じことが繰り返されている。
価値観の相違ということだろう。
うちの会社に新人がやってきた。
4月に入社して、数ヶ月の全体研修を経ている。
これから専門研修を2ヶ月行い、適正を判断して配属部署が決まる。
たまたま機会があり、彼らと接点を持つことがあった。
自分の部署の仕事をザックリと教えるというもの。
たった30分程度の短い時間ではあったが、興味深かった。
仕事の話はまあいいとして。
16歳歳の離れた若者とのふれあいで、おいらももうオヤジだなと実感した。
以下、出身大学などの話を中心に感じたこと。
ケース1:おいらの後輩がいた
 工学系のマイナーな大学で、知る人ぞしる大学。
 学閥なんてない会社だから、どの大学を出ているかなんて
 重要なことではないけれど、正直おどろいた。
 たいていメーカーに就職するところ、販売系会社に入ろうと思うあたり、
 おいらも彼も特殊な事例と言っていいだろう。
 大学の後輩だと思うと、ちょっと優遇してやりたくなるものだ。
 CADの話だったら、おいらを頼ってくれたまぇ。
ケース2:海外留学生
 名前は出さないが某イギリスの大学を卒業。
 うちの会社じゃ英語を活かせる機会は少ないよ、と言ったら。
 もう英語は十分やったのでいいんです、と返された。
 なかなかいい切り返しだと思った。
 英語ってあくまでサブ的なものだから、それ以外の専門性の高いものを持って、
 それを補うためあるいはさらに高めるために必要なものだから。
 英語能力の低いおいらが言うのもなんだけれどさ。
 高い専門性を身に付けて、会社の海外展開の先陣を切るような人材になって欲しい。
ケース3:営業志望
 営業志望で入社したが、SEとして配属されようとしている。
 けっこうよくあるケースと言える。
 販売系の会社に入る以上、営業をやりたいという気持ちはあったほうがよい。
 営業職は、極一部の継続的に高い成績を上げ続ける人間が高い評価を
 得ることができる。
 成果がはっきりと数字で出てしまうことがメリットでありデメリットでもある。
 行動力、自信、モチベーションを持っていなければならない。
 じゃあSEはどうかというと、技術力がベースではあるものの、そこに
 営業力も必要になる。技術一辺倒のSEは困ったものだということ。
 おいらの考えばかり書いてしまったので話を戻そう。
 彼女は、笑顔がよかった。
 自然な微笑みを返されると、こっちも気持ちがよくなり会話もはずむというわけだ。
 SEで実績を出して、いつかは営業に転属してトップセールスになってほしいね。
ということで、別に若者をけなすつもりではなかった。
若者から学ぶきことがたくさんありそうだということ。
近頃、周りのオヤジ比率が上がっていたので、フレッシュな若者と触れて、
何だかおいらもやる気を喚起された。
今時の若者もけっこうやるじゃねぇか。

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