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Excelの共有ブック

Excelファイルをネットワーク上において、複数人で共有することはよくある。
一人が開いていると、他の人は読み取り専用でしか開けない。
仕方ないから、通知ボタンを押してその誰かの編集が終わるのをひたすら待つ、
ということになって、作業効率が落ちるわけだ。
得てして、その誰かはもくもくと編集しているなんてことは皆無で、
他の人のことを考慮しない身勝手な人で、ただ開きっぱなしにしている
だけだったりする。
これがExcelの仕様であり、どうにもならないものと思っている人は多く、
つい10日ほど前まで私もその一員だった。
某プロジェクトに参加した際、そのメンバーのある人がExcelを共有にしているから、
なんてことを発言した。
セル単位での共有をしておけば複数人で同時に編集できるという意味で受け取った。
私もいい大人でしかるべき年齢に達しているので、何ですかそれ?
なんて、おいそれと質問できるほど素直な人間ではなくなってしまっている。
当たり前のような顔をしてフムフムと聞いておいて、あとでググってみた。
Excelの共有ブックとその活用方法 by @IT
Excel2003以前なら、ツール→ブックの共有。
Excel2007以降なら、校閲→ブックの共有。
ここでチェックを入れておけば、この要件を満たすことができる。
編集するセルがバッティングしなければ、何の不自由もなく複数人での編集が可能になる。
バッティングすると少しややこしいことになるが、出てくるメッセージに従えば、
特に危険なことはない。
なんと、Excel2000からの機能ということなので、この10年知らなかったということで、
1年で20回くらいその機会があって一回につき1万円のロスと考えると、
200万円もの損失ということになる。
かなりアバウトで根拠薄弱な数字だが、おいらの損した感をあらわす
いい例えであると自画自賛って感じ。
ただし、以下の機能は利用できなくなる。
セルの結合、条件付き書式、入力規則、グラフ、図、描画オブジェクトを含むオブジェクト、
ハイパーリンク、シナリオ、アウトライン、小計、データテーブル、ピボットテーブル、
レポート、ブックとワークシートの保護、およびマクロなど。(@ITから引用)
これはとてもよい機能だ。
周りの人間にも広めてみようと思って、妻に教えたら、
あら知ってるわよ、という返答が!
今度人に話すときは、それとなく自然に触れることにしよう。
そんなことも知らなくてよくSEやってるね、
なんて胸の内で思われたくないから。

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