サイトアイコン CAD日記

POSTフィルター

VCでつくったWindowsアプリから、Webサイト上のPHPを呼び出して、
MySQLのDBをいじる。
そんなストーリーを思いつき、サンプルアプリを作った。
家からやったら問題なかったので会社から試したら、403エラーが返ってきた。
原因はPOSTフィルターだった。
会社からのインターネットアクセスは制限が厳しい。
コンテンツフィルタリングが導入されていて、2chや検索結果のキャッシュ、
芸能・スポーツ関連などが閲覧できない。
その程度のことは、仕事をするのに関係ないからいいわけだが、
POSTフィルターは曲者だ。
掲示板への書き込みなどに使われるPOSTという技術をブロックするのだ。
POSTは、ブラウザからWebサーバーに情報を送信する方法の一つ。
表面にあらわれないで多くの情報を送信するのに便利なのだ。
GETだと、URLに?ではじまるパラメータが追加されて、送信情報が
そのまま見える形になってしまう。
ということは、送信した情報が検索エンジンに登録されてしまって、
意図せず情報が広まってしまう。
前述のサンプルアプリを協力会社のメンバーに試してもらったら、
何の問題なく動作した。
ちょっと、うちの会社のコンテンツフィルタリングは厳しすぎだな。
POSTフィルタリングだが、Web上のすべてのPOSTが
ブロックされているわけではなさそうだ。
おいらが試したのは、某レンタルサーバーを自分で借りた場所で、
サブドメインを付けたところ。
きっと、ドメイン名でブロックしているのか、レンタルサーバー会社が
登録してあるIPアドレスをすべてブロックしているかだ。
自分でつくった場所なんだから、あらかじめ登録されていたわけではない。
きっと、除外申請すればそこだけPOSTフィルタがかからなくなるだろうが、
その手続きは煩雑だし、またそれを一部のユーザーにさせるわけにはいかない。
興味深いサイトを見つけた。
自社のインターネットの規制はどれくらい?
これをみると、POSTフィルターまでやっているのは全体の5%。
2006年のデータなので、今よりもヌルイことは当然。
5年後の今は、情報漏えい、個人情報保護、コンプライアンスなどが
厳しく言われ始めているので、もっと増えていることだろう。
しかし、ソフト開発がWebに移行してきている昨今、ソフト開発会社で
POSTフィルタをかけているというのは、理不尽な気がしてきた。
2ch上の優良な技術情報をみたいときはある。
その他掲示板で、技術情報の交換をしたいときだってある。
会社に属する一技術者として、立ち上がってみようかね。
そうは言っても、そうそう短期的にルールが変わるものではない。
前述のアプリについてどうするか?
POSTをベースに作っておいて、もし403エラーで失敗したときには
送信情報を暗号化してGETで送信する。
サーバーサイド(PHP)で、複合化して情報取得してDBに送る。
POST用とGET用で、PHPを2つ用意しておけばよい。
ふむふむ、とりあえずの解決策がみえてきた。

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