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バージョン表記

手元にSolidWorks2006が届きました。当たり前ですが、今年は2005年で、来年が2006年です。いったい全体...。

 SolidWorksのアドオンソフトを開発している関係で、最新バージョンが発売されるとすぐに送られてきます。SolidWorksはミッドレンジの3次元CADで、かなり売れてるソフトです。この2006というバージョン番号は、別のCADソフトをかなり意識しているようです。

ちょい余談ですが、SolidWorksが同じ年度内に2度バージョンアップしたとき、どうしたか? Plusという単語を付加しました。SolidWorks98Plusって感じです。

 AutoCAD2006が発売されたのは、確か今年の4月くらいだったと思います。おいおいまだ2005年が始まったところだよ、と思ったのは私だけではないはずです。AutoCADが年号をバージョンに使い始める前は、R14とかR13Jとか呼んでました。RはReleaseのことです。JはJapanのことで、日本語版用に大きく手を入れていることをあらわしてました。つまりR14では、日本語版も英語版も言語的な違いだけで、システム的な違いはないということを表したかったようです。全然関係ないですけど、AutoCADを作ってる会社を自動机を呼ぶことがあります。さて何ででしょうか。

 バージョン番号に年号を使い始めたのは、Windows98が最初だと思います。AutoCADもSolidWorksも、その影響を受けたのだと思います。Windowsは、2000が出たあとはMeとXP、Vistaですから、年号によるバージョン表記を卒業したようです。それをきっかけにしてか、市場のいろいろなソフトも年号でのバージョン表記をやめたような気がします。OSとCADでは、あまり比較対象にはなりませんが、おもしろい対比です。

 将来の年号をバージョン番号に使うという意図は、なんとなく分かります。未来の技術を搭載したソフトという印象を与えたいということではないでしょうか。先進的なんだということを強調したいとか。

 冒頭の自社開発のアドオンソフトですが、SolidWorksの最新バージョンである2006での動作確認が必要です。そのためだけに送られてきたようなものです。最新ソフトの動向確認という要素も少しあります。過去に、SolidWorksの最新版で動かない!という苦い経験があります。このアドオンソフト、前任者がやめたので私が引き継いだというもので、対策に苦労しました。手間なく問題なくちゃんと動くこと...神に祈りたい心境です。

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