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食のマナーと日本文化

日本には、ラーメンとスパゲティという相反する食べ方の麺類が存在する。
ラーメン(日本そば)はズルズルと食べることがよいとされていて、
スパゲティは逆に音を立てて食べてはいけない。
日本人以外は、麺類をずるずると音を立てて食べることができない。
それがマナー違反であることを知っていて、そんな行動をしたことがなくて
できないからだ。
外人がラーメン食っているのを見るとつらそうだ。
熱いメンをすすらずに食べるということは、空気による冷却効果が
ないので、口内をやけどしてしまうことだろう。
熱いほどよいとされているラーメンなので、ホント酷だ。
日本人がスパゲティ屋でズルズルと食べている光景をたまに目撃する。
スパゲティはそんなに熱くないので、ズルズルとすすることにあまり
メリットを感じないところ、日本人の習慣でついついやってしまうのだろう。
日本のランチ食うような店だったらまぁいいんだけれども、イタリアンの
コースを出す店や欧米旅行でそれをやられたら、日本の恥だと思う。
いやいや、他人がそうすることは別にいい。
恋人やダンナがそんな食い方をしていたら百年の恋も冷める。
食べ方というのは幼少のころからの習慣であり、親の影響や教育だったり、
大人になってからの考え方だったりするので、なかなか変えられない。
箸の持ち方なんてのもそうだろう。
男女によって相違が出やすい傾向もある。
上品な女性とがさつな男では、なかなか一致しないだろう。
一方が一方に注意(指導)したとしてもわかりあえず、不満が蓄積していき
別れの原因になることもあると思う。
幸い我が家では、以下のような食べ方に嫌悪感を持つという共通認識が
持てているので、もめることはない。
・スパゲティをズルズルと音を立てて食べる
・カレーライスをかきまぜて食べる
・スープ(カレー)を無駄に空気を吸い込んで飲む(食べる)
・ワインをそそいでもらうのにグラスを持ち上げる
上記のどれも食材が変われば、日本では当たり前にやることなので、
そうしてしまう人の気持ちがわからないでもないのだけれどもね。。

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