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歴史小説

徳川家康〈1 出生乱離の巻〉

  • 作者: 山岡 荘八
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1987/10
  • メディア: 文庫

 一時期、この手の歴史小説にはまっていました。徳川家康は全26巻なので、大長編です。ブックオフで大量に仕入れて、全部読みました。戦国時代の話って、けっこうおもしろいです。山岡荘八という人が書いた本なんですが、このシリーズがたくさんあって、秀吉とか信長とか、ほとんど読みました。

 しかし、全26巻というのは長い道のりでした。全部読めるかなーという不安があったので、躊躇していたのですが、思い切って読んでみたのは正解でした。武士とか町民とか天皇とか、いろんな人の人間模様がおもしろいし、そしてなんといってもおもしろいのは戦(いくさ)です。戦略があって、勝ち負けがあって、のし上がっていって...。出世物語って、なんかひきつけられます。

 その流れで、徳川家光(全4巻)を呼んだのですが。正直言ってつまらなかったです。だって、戦がないんですもの。徳川3代将軍の時代は、天下泰平なわけで、なにやら微妙な駆け引きがあったりはしますが、戦による豪快な決着みたいなものがなくて、だんだん飽きてきました。これをきっかけに、時代小説熱は冷めてしまったのでした。

三国志〈1〉

  • 作者: 吉川 英治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1989/04
  • メディア: 文庫

 ちょっと毛色は違いますが、三国志もおもしろいです。中国の戦国ものです。劉備玄徳、関羽、張飛、諸葛孔明、といったヒーローが登場します。悪役は曹操ですかね。血煙をあげて、人を切り殺します。豪快です。

 中国の歴史にちょっと詳しくなったような気がします。魏、呉、蜀、この3つの国が覇権争いを繰り広げます。西暦でいうと200年くらいの話ですから、当時の日本は弥生時代です。土器を作ってたり、邪馬台国で卑弥呼が占いとかしてる時代ですからね。驚きです。機会があったら、吉川 英治以外の三国志を読んでみたいと思ってます。北方 謙三あたりですかね。

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