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独身30歳帰国子女の男子と飲んで世の無常を感じた

47歳ともなると世の無常と喜びの両方がわかったような気になる今日この頃、ふとしたきっかけで英語ペラペラな帰国子女30歳の男とサシで飲む機会があり世の無常を感じたことをここで語りたい。なにができるって、イタリアンをノーマルな食事と感じて、ワイングラスを当たり前に扱える若い世代に出会ったことだ。アメリカの片田舎で欧米文化を堪能したたまものだろう。おいらは妻からの影響を受けて、ワイングラスのもち方や注がれ方を学び、すすらー・クチャラーを憎むまでに至ったいい大人の47歳であり、こういう文化を今の若者が継承していることに大いなる喜びを感じている。

近頃の中年男はダメだ。女子受けを全く考慮せず、考慮できないほどの余裕のなさがダメだと思う。デブ・臭いは最低で、ハゲはかなり許せる感じで、いつか自分もハゲるかもしれないためそれだは許してやっておいて、でもデブと臭いのは自分の努力で何とかなるので、それを憎みつつ、自分への戒めとしておく。口臭がキツいのは最も嫌うべきことで、そんなクソオヤジが身近にいるため、なぜか自分がそれを恥じるくらいにその事実を許せずにいる今日この頃だ。歯医者に行って、自分のダメさ加減を痛感してほしい!迷惑を振りまいていることを痛感してほしい。

自ら進んで苦境に立つ人間はを好きだ。若かりし頃の自分のことだし、自分にそんな意識がないにしても、はたからみていてそう感じる人間をおいらは好ましく思う。苦しみを知っているから喜びもわかる。メリハリがあるから人生おもしろい。楽して一生楽しいならば、それは異次元の人間で、おいらから遠く離れたところで幸せになってほしい。近くにそんな人間がいても、それを祝福する気持ちになれないほど、自分は苦しみと喜びの両方を知っている。苦しんでいてなおかつ、そんな状況の中に前向きさを保っている人間を応援したい。

彼の喜びが何だったのかは結果的にわからなかったが、日々の苦しみはわかってあげられたと思う。時代は繰り返すわけだから、一つの組織の中で25年のトキを超えて同じ種類の人間が生まれたのかもしれない。彼が苦しみ、喜びを得るとしたならば、自分の生き方が肯定された気持ちになる。彼が成功するための役に立てたならば、おいらがそこに25年居続けた意味を証明できたことになる。ともあれ、今日はインテリジェンスでシャレオツな楽しいひと時を過ごせたことに間違いはない。

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