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インプラント入れて順調ではあるけれどもプラークコントロールができていなかった

1年前に奥歯がダメになったからインプラントを入れた。費用は37.8万円で安く手軽だと感じた。なぜなら5年前くらい前に初めて入れたインプラントは50万円かかったし、もろもろ手間がかかったし、何より痛みと恐怖があったから。ドリルでグリグリと穴をあけられているときの恐怖を今でも覚えている。今回は2回目ということもあったが、あれれ終わっちゃったのかい?という感じで拍子抜けした。

その歯医者は若くてやり手な感じだった。田町から徒歩数分の立地に開院して、少し前に2つ目をとなりに開いている。歯医者が通りをはさんで2院同じような名前であるってのは異常な印象を受けるが、それだけ需要があって儲けているってことだ。インプラントについては最新の技術と素材を使っていて、なんも不満はなかった。しかし、プラークコントロールができないのが残念だった。3か月に一度定期検診とクリーニングのために通院しても、塩っぽいのを吹き付けるだけで済ませるという対処。歯周ポケットの深さを調べることもなく、手作業でグリグリと歯石を取ることもしない。おそらく、そういうことができる歯科衛生士がいないのだろう。いまどき、歯医者はそこら中にあって競争が激しいから保険治療の範疇では商売にならず、インプラントやホワイトニングに特化するのはかしこいやり方なんだとは思うけど。。

ということで、そこを見限って前に通っていたところに行ってきた。浜松町駅から金杉橋方面を出て徒歩1分の好立地で、古びた雑居ビルの1階にある昔ながらの歯医者さん。ビジネス街の歯医者は土曜営業していないんだけど、そこは例外的に営業していたので通い始めた。インプラントを入れる前の歯の治療もしてもらっていて、奥歯4本の徹底的なクリーニングをした。麻酔かけてググっと奥まで歯石を削りとるという感じ。もちろん痛みはあったが、きれいになっていくという喜びをともなっていた。その甲斐なく、その奥歯1本はダメで抜くことになった。しかし、その際他の3本やすべての歯を懇切丁寧にクリーニングしてもらったことは、長い目で見ればいい結果を生んだはず。

70歳オーバーのおじいちゃん先生と50代半ばの女性が受付兼助手でやっている。受診台に座っても何もしゃべらずにひたすら口の中をみて、何も語らないまま治療が始まる。年のせいか、ちょっと力が必要な作業をやっているとハァーと小さくため息をつく。終盤にこれまでの治療と口内状況を説明してくれる。過去の実績と信頼関係があればこんな形もありだ。今回、前歯の先端のエナメル質が削れているからと、何やら補修材を塗ってくれた。目立たないとはいえヤニで黒ずんでいたところなので、とてもよかった。とりあえず下の歯のクリーニングを終えたので次回上をやっつけてクリーニングは終了。その後、ブリッジのところもやり直してもらうつもり。しばらくは、このおじいちゃん先生に世話になることにしよう。いつまでも歯医者を続けてくださいな。

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