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会社の自己申告制度について思うことをつらつらと

うちの会社には、例年この時期(3月の中下旬)に希望者が自己申告をすることになっている。今の仕事について満足しているか不満があるか、不満があるならどんな仕事をしたいかって。おいらは過去に3回ほど出していて、うち1回は現状への強い不満と今後こうしたいという申告をした。10年くらい前だったかな。担当部長との面談を経て、おいらがきれいに説得されて何も変わることがなかった。残り2回は小さな不満をちょいと書いてやろうか程度だったのだが、完全スルーされた。つまり、向こうからのアクションがまるでなかったのだ。

今年、再び強い自己申告をやってみる。評価が下げられているというここ数年の不満、入社以来約25年同一部署にいて人間関係がほとんど変わらないという長期的な不満。前にもここに書いたけど、会社や製品には寿命がある。会社はまだ寿命は来ていないのは当然として、おいらの関わる製品(CAD)は寿命を迎えようとしている。そこそこの売り上げを保っているのはいいとして、市場や会社のなかでの存在感が年々低下しており、それにガッツリと関わるおいらがつまらんのだ。枯れた製品をサポートしていたって評価が上がるわけないってのは当然っちゃ当然。不当な評価だとは思っていない。

インフラ回りの技術職または事務職になりたいという希望を出す。おいらが抜けたCADチームはどうなるのかって?それは残った人間が考えることであり、抜けようとする人間が考えることではない。リーダーのおいらが抜けたって、管理職とメンバー1名と協力会社さんが残るんだから、どうにでもできるでしょ。もし、終息させるという大前提でソフトランディングさせたいという政治的判断があるならば、それを手伝ってあげてもいい。10年前の自己申告ではこの言葉にだまされたが、今度はだまされない。部長クラスからいつまでに廃版にするっていう言質を取って、はじめてこの条件を飲むことにする。

今年48歳になるんで、評価が落ちていくのはしようがないとは思っている。だまってその状況に甘んじているのがイヤになっただけ。主張するべきことを主張して、その結果さらに評価が落とされてもいいと思っている。過去に何度も自己申告をしたことのある同僚がいて、その度に苦境に追い込まれたからやめたほうがいいと言われている。いやいや、黙っていたら何も変わらない。このまま、あと数年で迎えるであろうCADの寿命に付き合うのはまっぴらごめん。同じ後悔であれば、行動にでないよりは行動に出た上でのほうがマシ。受け身でいたらつまらんしね。どうなるか楽しみだ。

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