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経営セーフティ共済とは

妻の会社の節税のために経営セーフティ共済なるものへの加入を検討している。年イチ行事の税理士打ち合わせで提案された。

ようするに、給料を下げて下げた分をこいつに投入すべしということで、結果として払う税金が少なくて済むって話。独立行政法人が運営していて、単純に言うと国がやっている。取引先が倒産して売掛金が回収できなくなった場合に、掛け金累積の10倍までの融資を無利子・無担保で受けられるってのが主目的だが、実際のところは節税で使われている場合が多い。40か月以上払い続けた後であれば、掛け金全額が戻ってくる。12か月未満だと全額没収でその後段階的に戻ってくる率が高くなる。1年分の掛け金を一括で納入すれば、掛け金が0.09%減額になる。年間120万円としたら1080円は少額だが節税という観点ではデカい。

人件費を削って会社に金を蓄積する。人件費に回すということは税金で2割や3割持ってかれるってことであり、それがいったんゼロになる。払うべき税金を先送りするという観点もあるが、解約するタイミングを選べば大きな節税になる。会社をたたむ際の退職金にすれば、通常の給料よりも控除が大きく払うべき税金が減るって寸法。なお、この掛け金に対する利子は一切付かない。マイナス金利で普通預金の金利が0.001%なんて時代なので、利子なんてものに期待してはいけない。

つまり4年会社を存続させればいいってことだ。10万円×12か月×4年=480万円。6年8か月続いたらマックスの800万円に到達。妻の退職金の上乗せ金額としてはけっこうな金額になる。こりゃぁ加入するの一択だな。

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