サイトアイコン CAD日記

テレるを連発したあげくにギブアップと言い放つも最後にホワイトボードに数分書いたことが結論になる男の話

会社のコアな話を書いてみる。うちのMGRがどうしても打ち合わせをやれって根気よく言うもんだから、最後に折れておいらがその打ち合わせを切り出してやって、金曜夜19時10分から開始して21時半までの2時間超の時間を過ごした。ゲストは若手MGR2人で、同期のライバル関係にある人間。おいらより6~7歳若いくらいだから40代の前半。

テレるなんて言葉を仕事の場で使うのは初めて聞いたし、それを連発するし、それを誰も責めないし、その人間を印象付ける重要なキーワードであることを本人が意識していた。例えば。。あれそれの状況ではテルるから、これこれの状況を落としどころにしましょうよ。要するに、いい悪いを明確にせずに、はずかしいものは出さずにちゃんとしたものを出そうってことなのだろう。チョーあいまいなな表現でありながら、オリジナリティが高い言葉なので、だれも何も言えない。決め台詞につなげるためのマクラコトバ。こんなふうに書くと言葉遊びのように伝わってしまうが、日々の確固たる社畜働きと結果を残していて、人間に影響を与えていることがあってこそ。

うちのMGRは50代半ばおいらは40代後半だから、そんな若手のイケイケ社畜にはついていけない。おいらが企画しておいらがスピーカーだったのは最初の1時間程度で、残りはその若手MGR2名のおもしろくもなく延々と続く漫才を聞かされていたようなものだった。終盤に2人で合意したのはいいけど、その結果をおいらにホワイトボードに書けって指示を出してきやがって、一応書いてやったがさっぱり伝わらなかった。そりゃそうだ。わかってもいないことを書けるわけない。でも書けないなんてテレるようなことは言えないので、適当に書いてやったまで。本当のテレる男は、おいらが書いたホワイトボードの裏側に5分ほどの時間でサラサラと結果を書いて、全員の同意を得た。やれやれ。

テレる男は打ち合わせの途中で「オレにはわからんからギブアップかも。。」なんてことを言いつつも、もう1名の若手MGRがそれを適当な言葉で捕捉すると、がぜんやる気を出して場をまとめようとし出す。ダメ出しと自分の主張をしつつも、おいらの伝えたことの7割くらいは理解していやがった。なかなか理解力が高い。うちのMGRなら3割わかってくれればいいほうだw。若いイコール未熟ではなく、優れているんだということがよくわかる両名だった。CAD、Cプラ、レジストリなんて技術が生きない場所であることがわかったし、おいらだってそんなレトロなものには固執しないほうがいいってことがよくわかった、とても興味深い打ち合わせだった。

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