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エリア88完読後の感想

エリア88全13巻を完読して、とてもとても楽しめたのでその感想をつづってみよう。

風間真、津雲涼子、神崎悟の3人が織りなす愛と憎悪の物語。ミッキー、グレッグ、サキなど戦友が次々の死んでいくなか、主人公の真は宿敵の神崎を倒して1人生き残る。だたし、重傷を負ったことで外人部隊に入った以降のすべての記憶を失う。苦しかった時間を忘れ去り、涼子との幸せな時を過ごしていた時間の流れがまた続いていく。最後まで生き残った同僚はキムだけ。少年パイロットで、アフリカのちっぽけな国の第三王子。涼子とシンが帰国するところを空港で見送るキム。あなたの中に、もうぼくはいないのですね、そして共に戦った仲間たちも。。

何かいろいろと思うことはあるんだけど、いざ書こうとすると書けないもんだ。今回、30年ぶりくらいに読んでみて思ったのは、脇役の人間描写が優れていること。後半は特に女性を多く描いている。セラ(敵側の傭兵だったが仲間になる、安田妙子(大和航空の秘書で涼子を脇から支える)、ジュリオラ(神崎の情婦で最後に神崎の子を生む)、ソリア(アスランの王妃で長い冷凍保存から目覚める)。最終版の政治とのからみのところは、壮大な話なのはわかるけど、イマイチ余計だったかな。真が海音寺 八兵衛なる日本の政治や実業界を水面下で仕切る人間の孫だったとか、どうでもいい感じがした。

ここ1週間ばかりは、Twitterをやる時間を削ってマンガを読んでいた。今のおいらは社畜期に入っていて、日々キュウキュウとしているなかで、通勤時間やたばこ休憩のようなつかの間の時間をこのマンガがいやしてくれた。ありがとう、とっても楽しかったよ。エリア88。

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