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同期の昇格と今後の仕事の仕方

営業から事務職への早いうちの転身をはかり、着実に成果を重ねて彼は今年昇格した。同期とは言え、いっしょに仕事をしたことがないからよく知らんが、日々の仕事に責任感を持ち上司からのウケがよく、晴れてこの日をむかえたのだろう。おいらよりも1つ上の役職になった。おめでとさんとお祝いの言葉を投げておいたが、くやしい、うらやましい、ねたましいって感情が少し湧き上がってくる。

一方のおいらと言えば、今の役職で10年以上が経過。近くにいる後輩どもにガシガシと追い抜かれていて、そんな状況に慣れてきた。そして、4年連続の降級で来年はいよいよ降格の危機。社内では超マイナーな仕事をしていて、上司との関係は険悪で、今年は自己申告を出して上司の上司からは「やる気ないヤツ」のレッテルを貼られたと風のウワサで聞いた。上司の上司がおいらの上司を気に入っている構図のなかで、おいらが上司を否定的に論じたわけだから、自然とそうなるわけだ。自己申告を出したことには何の後悔もない。黙ったまま、いいように使われるくらいならば、モノをはっきり言って状況を打破しようとした行為。何を変えるって、自分の行動や考え方。周囲の人間が変わらないことはよーく知っている。

むかーしむかーし入社5年目くらい。誰々が主任になったなんて話にとても敏感で、なんであいつが昇格できておいらはできないのかって、もんもんとくやしさを腹にかかえていた。一方で昇格したら、おいらは人より優れているんだって自信を持てた。評価ってヤツは簡単ではない。営業成績、試験の結果、資格の数、業績への貢献、上司や同僚のウケのよさ。そこに明確に違いが出るわけだから、優劣をつけるのは当然。問題は、自己評価と客観的評価が異なっていた場合。自分ではできるつもりなのに、まわりが評価しないってことはザラにある。自己評価なんていい加減なものだから、そこに固執するのはよくない。自己評価を元に周囲へのアピールしてまわりの評価をあげるってことならわかる。受け身じゃいかんということだ。

入社25年超でずっと同じ部署にいて、年々高まる上司への不満にケリをつけるべく自己申告した。自己申告による異動願いは見事に黙殺されている状況。ここでやれるべきことはやりきったという達成感は得た。現状にしがみつくことはもうやめて、自分のいいように仕事をしていく決意。上司のいいように使われるのはまっぴらごめん。自己評価を高めて、自分の評価が高まるところを自分で探す。そのための最低条件は社畜生活をやめること。残業減らして有給いっぱい取ろーっと。

こないだ上司に「できなかった責任取れ」って言われたことが印象に残っている。「責任取って最後まで仕事をやりきる」なんて模範解答があるならば、「責任取って自分らしく仕事をする」がおいらの解答。なお、その場では「後ろ向きな責任の取り方をするつもりはあります」と言った。今度同じ質問をされたら「責任取って辞めます」って言ってしまいそうだが、それもなんか違うような気がしている。ともあれ、今は自分の自由になる時間を多く取って、おもしろいと思うことをやっていきたいぞと。

来週同期会を企画したから昇格した彼を祝ってやろう。そして少しディスってやろうw。同じ時代を生きた仲間と酒を飲むのは楽しいからさ!

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