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DWGdirect訴訟

OpenDesignAlliance(以下ODA)がAutodeskに訴えられたそうだ。

DWGdirectライブラリがAUTODESKという登録商標を侵害している、と言って。

裁判所が一時差し止め命令を発行したことにより、ODAはDWGdirect2.1.0の

ダウンロードを停止した。

それから数日後、ODAの行動は早かった。

差し止め命令に反しない、DWGdirectの新バージョン2.1.1をリリース。

DWGdirect 2.1.1 is a maintenance update that removes support for “trusted” DWG files.

AutoCADでDWGを開いたときに出る以下のようなメッセージ、

「このファイルはオートデスクの開発したソフトによって保存された、信頼性のある DWGです。」

を出すために、DWGの中にAUTODESKという文字を書き込んだことが、

商標を侵害することになったのではないかと、予想できる。

少々、やりすぎちゃったのかな。

非Autodeskのソフトで作成したDWGをAutoCAD2007で開いたときに、

「Autodesk のDWG ではない。このファイルを使用した場合、動作が不安定に

なる恐れがあります。」

なんて表示するようになったときは驚いたけど、

この仕組みを欺くようなことをODAが対抗措置として行ったわけだ。

しかし、Autodeskもこのまま黙ってはいないだろう。

今後が注目される。

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