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VPN接続時のリモートデスクトップ接続でひんぱんにフリーズする原因調査

【要点だけ知りたい人はこちら 2020/4/18】
VPN接続かつリモートデスクトップ接続でひんぱんにフリーズする対策3つ

昨日の在宅勤務で困ったことの原因調査。会社のノートPCを自宅に持ってきてVPN接続した上で、会社にある自分のPCにリモートデスクトップ接続して、いつも通りに仕事をしようというプラン。昨日朝からそうやって仕事してて、合計30回くらいフリーズする現象に遭遇。

マウスは動いているけど、マウスカーソルは「I」の状態でクリックしても何も反応せず。キーボードも効かないという状況。上部にあるリモートデスクトップ接続の×ボタンは効くので、いったん切断して再接続すると問題なくなる。テレワークしている会社の複数メンバーからも同じ不満が出ていた。

自宅に電話回線がないなんてケースが近頃あるわけだけど、そういう場合はUSBスティック型データ通信端末、つまり公衆回線を使ってインターネットにつなぐ。この場合はこのフリーズ問題が出ていないらしい。我が家のように、家の光回線を使ってインターネットに接続する場合に発生している。光回線の速さにVPNサーバーが追い付いていないのだろうか。だとしたら、社内にあるサーバーの問題だから手が出せない。そのUSBスティックを借りて、問題が出るかどうかを試してみれば問題の切り分けができるか。

「それ待ち」というのもすっきりしないので、自分ところで何かできないかと調査した。
1.リモートデスクトップ接続の設定をいじってみる
Windows10のリモートデスクトップの描画が遅い原因と対処法【高速化】
遅いという問題に対して速くするアプローチなんで、大きく外している可能性あり。有力なのは、以下の設定。
・画面タブの画面の色で、色数を減らす
・ローカルリソースタブで、クリップボードのチェックを外す
・エクスペリエンスタブで、接続速度を落とす/フォントスムージングだけチェック/ビットマップのキャッシュ保持をチェックOFF
ようするにリモート接続時の通信量を減らして問題が起きにくくするということで、けっこう効果がありそう。
他にいくつも対処法ががあるので、上から一つずつ試してみるべし。対処6は重要なので、以下の3として独立させた。

2.グラフィックまわりの設定を変更する(ローカルセキュリティーポリシー)
Windows 10 のリモートデスクトップセッションがフリーズする
ローカルセキュリティポリシーとはgpedit.mscと打ち込んで実行するもので、Windowsのいろんな設定を変更することができる。
Windows 10 Homeはローカルセキュリティポリシーが使えないので、以下のサイトを見て使えるようにする必要あり。
Windows 10 Home で「ローカル グループ ポリシー エディター」を使う方法
現象だけでとらえるとドンピシャな気もするが、実はこれを既に試していて改善しなかった。一応、以下にポイントだけ記しておく。
コンピューターの構成⇒管理用テンプレート⇒Windows コンポーネント⇒リモート デスクトップサービス⇒リモート デスクトップ セッションホスト⇒リモートセッション環境
「リモートデスクトップ接続にWDDMグラフィックディスプレイドライバーを使用する」を「無効」とする

3.クライアントのUDPを無効にする(ローカルセキュリティーポリシー)
RDPクライアントが頻繁に固まる件
コンピューターの構成⇒管理用テンプレート⇒Windowsコンポーネント⇒リモートデスクトップサービス⇒リモートデスクトップ接続のクライアント
「クライアントのUDPを無効にする」を「有効」とする
これも一応試してみたんだけど、効果がなかった。リモート接続のサーバー用とクライアント用で設定箇所が違っていて、一方だけやればいいということ。もしかして間違ったほうを設定してしまったかも。次の在宅勤務のときに試してみるべし。

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