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VPN接続かつリモートデスクトップ接続でひんぱんにフリーズする対策3つ

以下であれやこれやと書いたけど、数が多すぎてよくわからんので、有力なところを整理してわかりやすく記す。
VPN接続時のリモートデスクトップ接続でひんぱんにフリーズする原因調査

以下手順はすべて、リモートデスクトップ接続(以下RDP)をするクライアント側から行うものである。
1.クライアントのUDPを無効にする
グループポリシーエディターを起動する(ファイル名を指定して実行でgpedit.msc)。
コンピューターの構成⇒管理用テンプレート⇒Windowsコンポーネント⇒リモートデスクトップサービス⇒リモートデスクトップ接続のクライアント
「クライアントのUDPを無効にする」を「有効」とする

※描画が遅い原因と考えられるUDP通信を無効化する。UDP通信を無効化した結果、TCP通信を行う。ある時期からRDPはUDP通信が優先的に使われるようになったが、環境によってはUDP通信が不安定になるので、TCPを使ってRDPを安定動作させるという対策。

2.画面の色数を落とす
RDPの「オプションの表示」⇒画面タブから設定する。
デフォルトが32bitなので、最小値である15bitを指定する。サイズも小さくしたいところだが、画面がせまくなれば仕事の効率落ちるのでやらない。

※32bitが15bitになれば半分弱の通信量になって、大きな効果を出すのではないか。一般のビジネスソフト(Word/Excel/メールなど)を使っているだけなら、この程度の色数が落ちたところで支障でないはず。なお、15bitの色数は32,768色なんで十分でしょ。

3.エクスペリエンスを最低限にする
RDPの「オプションの表示」⇒エクスペリエンスタブから設定する。
フォントスムージングのみにチェックONにして、他はチェックOFF。チェックボックスが無効化されているのは、その上のコンボボックスで自動判定になっているから。自動判定じゃないもの(たぶんどれでもいい)にすれば、チェックボックスが有効化する。

※これによってRDP後の画面が味気ない画面になるけれども、ドラッグ中のウインドウ表示やメニューウインドウのアニメーション表示なんて、なければなくてよいものだから、積極的に無効にすべし。一方、フォントスムージングをOFFにしちゃうと文字が汚くなって、文字が判別できなくなったり眼が疲れるという弊害があるので外せない。

おいらはこの3つを行うことで、RDPがフリーズすることを回避できた。1日に30回くらいフリーズしていたのが、この対策によって全くフリーズしなくなった。ただし、RDPの再接続が5回くらい発生した。あれ?フリーズかな。。という状況で5秒ほど待つと「再接続しています。。1/20」みたいな表示になって、10秒ほどで接続が完了するという具合。また、時間帯によって画面の反応が遅いという状況があって、これは同一VPNを使っている社内の人間の数によるところが大きいはず。今後サーバー側で何か対処されることを期待しつつ、利用者側として通信量を減らす努力をするってことがこの問題の解決方法だと思う次第。

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