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まぎらわしい単位といえば、ディスク容量と通信速度だよなぁ(2)

前回はディスク容量が実際よりもちょっと大きく見せているなんてケチな話だったが、今回は8倍も違いがあるって話で通信速度についてだ。bpsのbはビットであって、バイトじゃないよってのが要点。

ギガなんて最近は言われているが昔はボーだった。ボーとはbpsのことでビットパーセック(実際は両者に微妙な違いがあるそうだが同じとみなす。おいらが初めて買ったモデムがイッチョンチョンつまり14,400bpsだった。1秒間に14.4キロビット。就職してから3~4年後くらいだったから1994年くらい。アナログモデムで電話回線使って、出たてのインターネットなんてのにつないでいたが不安定だし、電話料金はかかるわで、どうしようもないものだった。21世紀の現代ではどうか。が一般的に使われている光回線の最高速度は10Gbps(首都圏の一軒家のみ)。あえてキロに直してみよう。10,000,000kbps。1994年の14.4kbpsを基準にすると69.4万倍。速くなったねぇ。

話がそれた。通信速度を表すのはbpsでビットパーセックだという話で、1秒間に何ビットのデータをやりとりできるかって数値。ビットであることがミソで、データをビットで算出するヤツは今時存在しない。バイトでやりとりするのが当然で、1バイト=8ビットであることはSEの常識。2の8乗=256で、256個の違いが分かれば英数字を表すのに十分だってことから来ている。10Gbps≠10Gバイト/s、10Gbps=1.25Gbバイト/s。10Gビット=1.25Gバイトであり、1/8なんて大きな違いがあることを考慮しなきゃならんのよ。通信機器の速度を誇示したいがために数値が多くなるバイトと採用したのか、あるいははるか昔はデータ量のことをビットで算出していたのか。。

なお、bはビットでBをバイトとするルールもある。bpsであればビット、Bpsであればバイト。おもしろいねぇ。ディスク容量も同じようなルールがあって、kは1000倍でKなら1024倍。メガ(m or M)、ギガ(g or G)、テラ(t or T)も同様。これまたおもしろいねぇ。

IT系のまぎらわしい単位は、ディスク容量と通信速度って話でいったん終了。3つくらいあると話にまとまりがあっていいんだけど、何かないかな。。CADらしく角度を表すDegree(度)とRadianはどうか。360D度=6.283..なもんだから桁が2つも違っていてまぎらわしくない。終了!

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