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CDやDVDのファイルシステムにはCDFSとUDFがある

Power2Goの書き込み時設定は以下の通り。

CDを焼く場合は「ISO9660/Joliet」のみ選択可能で、DVDを約場合は「UDF 1.5」「UDF 2.0」「UDF 2.5」も選択可能となる。ISO9660の方を選べば、ファイルシステムがCDFSになり、他はUDFになる。CDならCDFSの一択だが、DVDだとCDFSとUDFのどちらにすることも可能。

DVDをUDFにするとマシン環境によっては読み込みが遅くなるという問題があり、CDFSにすべしというローカルルールがある。どうしたらCDFSになるのかがピンとこないのでこの記事を書いたわけだが、ようするにISO9660の方を選べばよいということ。

ISO9660にもいろいろあるというのがややこしい。
ISO9660/Jolietは、ISO9660の拡張仕様。ベースであるISO9660が32バイトまでしか使えないのに対して、Unicode文字が使えて最大64文字128バイトまでのファイル名が使える。
ジュリエットに対してロミオがあるのがおもしろい。RomeoもISO9660の拡張仕様。Windows専用で128バイトまでのファイル名をつけられるがUnicode非対応で8.3形式のファイル名を記録しないので、下位互換が低い。日本語のような多バイトに対応してないってことなので全く使えないもの。
詳しくは、IT用語辞典のJolietを参照されたし。

B’s Recorderの設定は、「ISO9660」「ISO9660(MODE2 XA)」の二択になっていた。MODE2 XAは、CDエクストラなど、音声データとPCデータを組み合わせたものを作る際に使われるということで、PCデータだけを保存するなら選択する必要なし。

UDFにはバージョンがあっていろいろと違いがあるもよう。最新の2.6でも2005年改訂だから、枯れた技術でしょ。DVDだったら2.0で問題ないし、Blu-rayなら2.5以降を選ぼう。

ところで、前述した「ファイルシステムがUDFのDVDの読み込みが遅い」という件の真偽ははっきりしていない。ググってもヒットしない。想像するに、イマドキではないかなり古い環境において遅いことがあったというだけで、下位互換が高いCDFSのほうが安全ってことなのだろう。おいらにとって、年に1回やらなければいけないミッションなので、このあたりの背景を記憶に根付かせておいた次第。おわり。

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